ピエコデザインの昨日のエントリーで、米国カリフォルニア州ロスアンゼルスでどうぶつしょうぎの大会が最近行われたことを知った。写真が素晴らしい。
さてそんな中、昨日知人からこんな写真が送られてきました。ロサンゼルスの知人が開いたパーティの中で、どうぶつしょうぎの大会をしてくださったそうで す。こどもたちが興味を持ってくれている様子がよく伝わってきます。西海岸のおひさまの下で、ライオンくんたちも気持ちよさそう。
写真を見る限りでは、日本のゲームを遊んでいるようにはみえないほど現地の雰囲気に自然に溶け込んでいるようにみえる。どうぶつしょうぎの出現は、将棋の海外伝播にとって間違いなくプラスであるとあると思う。外国人の友人がいる方が、誕生日やクリスマスなどの機会にどうぶつしょうぎをプレゼントするようなことが多くなるといいかもしれないな、と思った。
スポニチに以下のような記事が載った。
子どもから大人まで楽しめる「どうぶつしょうぎ」が本格的に海外進出―。２００８年３月に発表されて以来、人気沸騰の将棋ゲームが３月上旬の４日間、フランスのカンヌで開かれた国際ゲーム祭に出展され、多くの参加者でにぎわった。
「本格的に海外進出」というのはかなり前のめりな表現かなと筆者は考えている。「本格的に海外進出」といえるようになるためには、化粧箱や中に入っている説明書きがフランス語や英語など、その国の言葉か、もしくは、現地の言葉ではないにせよ、日本語よりも汎用性の高い言語で書かれるようになった量産品が販売されるようになる必要があるのではないかと思う。「大ウケ」といえるかどうかは、ピエコデザインの以下のレポートを読めば、そういう言い方もできるかなという気はする。「大ウケ」と呼べるかどうかはともかくとして、だいじなのは、フランスで将棋を広めていくのに、カンヌの「ゲームの祭典」での体験を通じて「どうぶつしょうぎ」は役に立つという感触を現地の将棋普及家が得たことと、フランス以外の国にも同様な手段での将棋普及の可能性が示されたこと、の2点なのではないかと思う。
日本国内でのiPadの出荷は今月末だが、米国ではiPadの販売が始まった。それにつれてiPad上で動かせるアプリケーションも発売が一斉に始まったが、森田将棋のiPad対応を伝える英語のニュースが多い。ざっと以下のような記事があった。Morita Shogi HDは、世界で最初の IPad対応将棋アプリケーションということになるのだと思う。なんでも、スクエア・エニックスの最初のiPadアプリということらしい。
福岡県にある朝日日本語学校のブログで、同校で日本語を学んでいる方へのインタビューで、ドイツ人の方が以下のように答えている（日本語訳は筆者による）。
これは、将棋をきっかけにして、日本語、日本への興味を持った方の実例である。-Why are you interested in Japan or Japanese?●I was interested in 'Shogi'(Japanese chess) at first, but I couldn't understand Japanese character 'Kanji' on Shogi pieces. That was the beginning to learn Japanese. I'm a programmer so Japanise grammar and its language structure, which are completely different from the languages in Europe, are very fascinating to me.（「どうして日本、ないし、日本語に興味を持ったの？」「最初は将棋に興味があったんです。でも、駒の漢字が分からなかった。それが、日本語を学び始めたきっかけです。わたしはプログラマーで、日本語の文法と言語構造が全くヨーロッパのものとは異なるのが非常に魅力的に思えました」）
女流棋士のブログに海外の将棋事情を写真入りで伝えるものが増えてきた。リンク先をクリックして、写真と共にお読みいただければと思う。
こんにちは！女流二段の早水千紗です。
２月中旬、中国の北京に将棋普及にいってきました！ 昨年の模様はこちら。
今回は青野照市九段、中村太地四段とともに、「豊田通商杯北京春節将棋大会」（日本将棋連盟北京支部主催）に審判団として訪問しました。会場の龍潭公園。縁日が開かれていて、とてもにぎやかです。
↑ 将棋部の様子。対局してたら、「はばたい～たら♪戻らな～いといって♪」って着うたが流れるからびっくりして＾＾；ハンガリーには日本に興味もってたり、日本語勉強してる人達が沢山います！向こうの子と、嵐の話や「のだめ」の話でも盛り上がりました☆
ハンガリー将棋協会は２００５年に作ったばかりで、まだ小さな集まりですが、特徴としては若い人ばかりで女性も多いことでしょうか。今回は年に１回のハン ガリー将棋選手権があり、そこで指導対局を沢山してきました！皆熱心に指していてすごく嬉しかったです(*^-^*)ちなみに今年の夏にハンガリーでヨー ロッパ選手権があるそうです。
文中で紹介されている着うたは、いきものががりの「ブルーバード」だが、この曲は海外でアニメのNARUTOで将棋を知ったファンにはおなじみのもの。なぜなら、シカマルとアスマの対局シーンが出てくる回（数回ある）のときにオープニングテーマとして流れていたのがこの曲だからである。
筆者は、なぜ熊倉女流初段が、国際将棋フェスティバルにまだ呼ばれたことがないハンガリーと接点をもっているのか最初不思議に思ったが、昨年に上海で行われた都市対抗戦に、ハンガリーからも選手団が来ていたことを思い出した。おそらく、上海でできた縁がもとになっての訪問であったのであろう。昨年の８月７日のブログにハンガリーの選手の写真入りで以下のエントリーがある。
↑ こちらはハンガリーの方々♪ぜひまたお会いできますように～！
指導対局のお仕事で行ったのですが、みなさん滅多に受ける機会がないからか、とても楽しそうに受けてくれました。言葉が通じなくて感想戦は大変です が、握手したり、深々とお辞儀をしたり、がんばって伝えようとすることで分かってもらえてすごく嬉しかったです(∩_∩)また、外国の方は和やかな方が多 く、心が広い印象を受け、みぉ曰く「自信と余裕」を感じました。私もあんなふうな穏やかな人になりたいと思いますが、現実では難しいでしょうか・・・。
久保棋王の王将奪取のニュースが英語で報じられていたことをうっかり見過ごしていた。自分のRSSリーダーを改めて遡るとちゃんと動いていて記事を引っ張ってきていたので、完全な自分の見落としということになり我ながら情けない。証文の出し遅れだが以下が記事へのリンクである。
チリで将棋の普及に努めている江越氏のブログが3月に入り2回更新されている。
約４００キロ北のTEMUCO市から週末を利用して三人の将棋愛好家が私の土地に来てくれました。記念に平手と駒落ちで対局しました。彼らが中心になってテムコ市の将棋普及を担ってくれることを願っています。
大震災で心配していたが、ご無事なようでほっとしている。マプチェ族の本拠地TEMUCO市の大学で二番目の法人クラブが3月25日に設立されます。
テレビ、ラジオ局、新聞社にも宣伝されて多くの人達が集まりそうです。
若く優秀な率先者に恵まれたTEMUCOは急成長すること間違いなさそうです。私も隔週土曜日に大学内に設置されたクラブで指導する事が予定されています。
HIDETCHI氏の将棋入門ビデオの How to Play Shogi（将棋）シリーズの Lesson#5 までのそれぞれすべての再生回数が1万回を超えた。
米国国務省（日本でいえば外務省にあたる）の横浜にあ省員の日本語研修所の所長が将棋に興味を持ったという情報を目にした。
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４．横浜にある米国の国務省日本語研修所長が将棋に興味
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▲横浜の山手町には、アメリカの国務省員が日本語を勉強する「米
国国務省日本語研修所」があります。研修員は日本語を１～２年勉
強したあと、東京の大使館や大阪、札幌、福岡など各地の総領事館
で勤務します。研修所長さんは、研修生が日本語を勉強するだけで
なく、色々な形で日本の文化に接してもらいたいと思っています。
３月の初めに私はそんな研修員を相手に講演をしたのですが、その
時に将棋を世界に広める会の話をしたりして、将棋の魅力について
語りました。所長は、将棋に大いに関心を持って、その後早速研修
所の課外活動として将棋の教室を始めたと手紙で伝えてきてくれま
した。
▲米国に限らず、日本に住む外交官が日本語で将棋を覚えて、母国
で、あるいは他の任国で将棋を広めてくれると嬉しいものです。米
国のほかには、羽生名人とも親交がある在京ベルギー大使館ベルハイデン公使の例があります。（山田彰）
上記で触れている米国に限らず、各国のエリート層の中に将棋に興味を持つ人が増えるのは喜ばしいことだと思う。
３月１８日から週末にかけ、許建東氏が率いる上海の将棋関係者が熊本県と大分県を訪問し、その地の将棋関係者と交流をしていたようだ。
昨日、熊本県教育会館において、上海市教育関係・日本将棋連盟上海支部の方々との交流会が開かれました。
中国では、ほぼ全校で将棋が行われているということで、
視察団の中にいらっしゃった校長・先生の方々は、中国の小学校等で、将棋を教えられている校長先生との事です。
「中国では、ほぼ全校で将棋が行われている」というのは、上海市では、ほぼ全校で、ということだと思う。
日本将棋を授業に取り入れている中国・上海市の教育関係者視察団（１６人）の小中学校校長や将棋クラブ主任が東龍将棋大会を見学し、子どもたちの戦いを熱心に観戦した。
同市には中国式の将棋「象棋」だけではなく日本将棋を差す愛好家も多く、約５０万人の競技人口がある。視察団に同行した上海将棋倶楽部理事長の許建東さん（４１）によると、将棋の授業を取り入れている小中学校は３００校を超える。
日本の各地の将棋に携わっている方が、上海をはじめ、各国の将棋に携わっている方との交流ができていくことは素晴らしいことだと思う。また、そういう時代になってきている、ともいえるのではないだろうか。
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