スポニチに以下のような記事が載った。
子どもから大人まで楽しめる「どうぶつしょうぎ」が本格的に海外進出―。2008年3月に発表されて以来、人気沸騰の将棋ゲームが3月上旬の4日間、フランスのカンヌで開かれた国際ゲーム祭に出展され、多くの参加者でにぎわった。
「本格的に海外進出」というのはかなり前のめりな表現かなと筆者は考えている。「本格的に海外進出」といえるようになるためには、化粧箱や中に入っている説明書きがフランス語や英語など、その国の言葉か、もしくは、現地の言葉ではないにせよ、日本語よりも汎用性の高い言語で書かれるようになった量産品が販売されるようになる必要があるのではないかと思う。「大ウケ」といえるかどうかは、ピエコデザインの以下のレポートを読めば、そういう言い方もできるかなという気はする。「大ウケ」と呼べるかどうかはともかくとして、だいじなのは、フランスで将棋を広めていくのに、カンヌの「ゲームの祭典」での体験を通じて「どうぶつしょうぎ」は役に立つという感触を現地の将棋普及家が得たことと、フランス以外の国にも同様な手段での将棋普及の可能性が示されたこと、の2点なのではないかと思う。
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