英語の Wikipedia の "Computer shogi" の項目が結構充実してきている。
上記のページを開くと、ゲームの複雑さを表すものとして、ルール上可能な手などをチェスとシャンチーと将棋の3つで比較した表が載っていたり、人間対コンピュータ将棋の対戦の歴史として、渡辺 vs Bonanza 戦、清水 vs あから戦、米長 vs Bonkras 戦だけでなく、アマ強豪の篠田氏・古作氏の Bonanza、Akara との対戦についても相応の記述がされるなどしている。この項目の更新履歴を見てみると
2008年の9月27日からこのページが単独の項目として更新され始まれ、ほぼ8-9割の更新はユーザ名Mschribr氏によって行われている。このMschribrと同じユーザ名のユーザが、The 81 square universe forum や、TalkChess.com でコンピュータ将棋の話題になったときによく投稿をしているので、おそらく同一人物なのだと思われる。
筆者自身の印象では、Mschribr氏は日本語はできないか、できたとしてもごく少しである。それで、上にリンクしたような Computer Shogi の項目を作り上げたのは氏の尋常ならざるコンピュータ将棋への(というか、氏の場合は人間対機械の対戦に)関心があるからと見受けられるが、とにかく驚くべきことである。折角この英語の項目が充実してきているので、できれば、日本のコンピュータ将棋に詳しい方で、英語ができる方がこの Wikipedia のページの校正や補足に加わっていただければありがたいと思う。来年の前半に行われると思われる第2回電王戦の結果によっては、マスコミから英語でも大きな発信が行われる可能性もあるので、この項目をその前に英語でできるだけ正確にしておくことは意義の高いことだと考えている。
コメント