フランスのアルザス将棋協会の友人とちょっとしたコミュニケーションで本日わかったこと。
最近になり、5五将棋(minishogi)を、将棋が初めての人にやってもらい、駒の名称、動きを早く覚えてもらう方法として使い始めたとのこと。5五将棋は双方の駒が、玉、金、銀、飛、角、歩が一枚ずつで、5x5 の盤面で行われる。駒の動きは本将棋のそれと同じ、持ち駒ルールも同じで、相手玉を詰ますという目的も一緒である。桂、香はないが、確かに盤面が小さい分、単純で勝負が早くつき、駒の動かし方、王を詰ますとはどういうことかを手っ取り早く体験してもらうにはいい方法かもしれない。
minishogi の盤はどうしているのかと聞いたところ、教えてくれたのがこの写真である。ご覧になればわかるように、PDF で作った紙の minishogi 用の盤に本将棋の駒を使って、初めての人に教えるというやり方。4月9日に、Calmer のプライベートスクールでチェス協会の人と合同でチェスや将棋を教えるイベントに参加したとの事。そのときのレポートがこれである。写真をクリックすると大きく表示されるので、英語を読まなくてもどんな雰囲気のイベントだったかだいたいのところはわかる。
教えて!goo の「子供に教える方法」で、5x5 の盤に触れている方がいるが、今の日本の普及現場ではよく使われているものなのだろうか。この方は、持ち駒の再使用無し、成りも無しで、といわれているので、minishogi とは別の方法のようだが、期せずして、同じような時期に、5x5 の盤が国境を越えた別々の教える現場で話題になったのが、単なる偶然とは思えず、面白かった。
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