日本のアニメ、漫画のヨーロッパでの人気がこの数年急速に増しているようだ。例えば、EJC西山氏の「パリの日本MANGAイベント」に、Japan Expo 2003というイベントについて以下の記述がある。
第1回2,400人、第2回3,200人、第3回8,000人、第4回21,000人、第5回は約40,000人。入場年齢層は、15歳未満9%、15~20歳23%、20~25歳41%、25~30歳22%、30歳以上5%。15~30歳86%とほとんどが若者である。
第5回の今回は、12,000平米の会場に席数1,200人の大ホールを備え、出展ブース数約150と日本文化にゆかりのあるイベント、展示が盛りだくさんであった。
「JAPAN EXPO」のメインはMANGA、アニメーション関連の展示、販売であるが、開催風景を捉えた写真を見ていただいて解るように、「ヒカルの碁」人気に基づく「囲碁体験コーナー」とか、「剣舞実演」など日本文化を体験できるコーナーなど様々な催しが行われている。その他にも、IKEBANA(生け花)、NO(能)、ZEN(禅)、ORIGAMI(折り紙)、SHIATU(指圧)などなど。
今年の Japan Expo は、来場者増に対応するため、前回の4倍の広さの会場に変え、7月の7日から9日まで行われるという。(参照、フランスのマンガ事情)
このイベントで今年、フランスの将棋ファンによって将棋の展示が行われる予定である。Forum Shôgi Franceに、Japan Expo 参加に特化したトピックが立てられ、バーチャルなコミュニティを通じて準備が進んでいる。どうやら、NARUTO の奈良シカマルと猿飛アスマの将棋の対局シーンなど(リンク先中段にカラー画像あり)を目玉として使うべく、フランスにおける権利者の許しを既に得ているようだ。
筆者はまだ、コミックのNARUTO でシカマルが将棋を指すシーンを見つけていないし、映画も見ては無いのだが、NARUTO 関連のの複数のウェブページを見る限りでは、シカマルの趣味は将棋、IQは200以上。また、シカマルに特化したファンのコミュニティも存在し、女性に人気があるらしい。
今年の Japan Expo には、フランスの囲碁団体も参加し、将棋と囲碁が隣り合わせで展示を行うことになるようだ。ぜひ、成功して欲しい。
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