アメリカの通信と放送の融合をレポートしていて見ごたえがあった。アメリカでトリノオリンピックをインターネットで見ていた人がテレビで見ていた人を超えていた、というのは衝撃。
Rocketboom というテレビ局(ビデオブログ)が2人によって運営されていて、オークションサイトで広告枠が高値で売れ、ビジネスになってしまっているらしい。何でも3分の番組を作るのに2000円程度しかかからないとか。早速調べると、日本語版もできているとのこと。ハア、完全に私も浦島太郎状態だな、これは。しかし、こういった情報をメディア・パブなど細かく追っているブログもあるのが情報のキャッチアップにはありがたい。
同局の制作方法のメインは、世界中から送られてくる映像の中から面白そうなものを選んで、2人のうちの女性がキャスターとなってコメントするだけ、というもの。ならば、確かにコストは安い。天童の人間将棋とか、マグロが賞品として提供される将棋大会とか、ビジュアル的に面白い映像を送ったらオンエアしてくれるのだろうか。
もうひとつ気になったのは、上記日本版の映像に出てくる字幕をつける方法である。韓国ブレインTVに提供した将棋番組の字幕をつけるのは結構手間がかかったと関係者から聞いている。字幕が安くつけられるなら、既に映像になっている将棋のコンテントは無尽蔵といっていいほどあるので、低コストでの将棋番組の外国語化と、そのネット上での流通もあながち夢物語ではないどころか、かなり近い将来に実現されるのかもしれない。
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