フランスの将棋フォーラムを読んで知ったが、SHOGI MAZE という、棋譜でーたべーすの棋譜を初手の局面から一手ごとに指し手の選択肢をクリックして自分の望む局面をつくり、その局面の棋譜へのリンクを表示させる英語のページが登場した。
以下がそのスクリーンショット。図の右側に表れている P7g-7f とか P2g-2f とかいうのは、次の指し手の選択肢で、それをクリックするとその手を指した局面図が現われ、その次の手の選択肢がまた図の右側に現われるというわけ。棋譜でーたべーすの全ての棋譜が対象となっているのかはまだチェックしていないが、これができたおかげで、英語で将棋情報を入手している人にとって、指定局面の棋譜の検索は格段に簡単になったことになる。また、本家の棋譜でーたべーすには無い機能として、現われる図には色がつくようになっているが、これは、実戦譜のある駒の動きを色付けしたものである。つまり、しらみつぶしに動かせる駒と動ける升目を色付けするという演繹的な手法ではなく、実戦譜の裏づけのある帰納的な手法で色付けされているところが結構コロンブスの卵で気がつかなかった新しさかもしれない。(2二角成りとか8八角成りの局面を表示させると、この方式が結構優れていることがわかる。お試しあれ)
棋譜でーたべーすは
”当サイトのカバーする範囲は定義がちといい加減ですがー 主としてプロや有名人もしくはメジャーな大会等 (プロ棋戦あるいはプロアマオープン、アマでは全国大会クラス等)の棋譜とします。 よって、ここにはアマ同士や対ソフトの棋譜は基本的には投稿しないで下さい。”
ということなので、基本的に世界最高水準のプレーヤによる棋譜が集められているものといえる。従って、色付けされた、ある局面の次の手の候補手は後に悪手とわかった手はもちろん含まれているが、指された時点では確実に良かれと思って世界最高水準のプレーヤー集団によって試された意味のある手ということになる。
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