昨夜の25:10分から、NHK総合で放映された BEGIN Japanology で将棋が取り上げられた。番組は30分番組の二ヶ国語放送。
番組の内容は、将棋の紹介、司会のピーター・バラカン氏が恐らく平日の昼間に千駄ヶ谷の日本将棋連盟を訪れ、建物の紹介と、2階に上がって道場の中を案内する。画面変わって、大阪の通天閣近くの道場をカメラがとらえ、将棋はすべての世代に渡って指されている人気のボードゲームであることが説明され、将棋人口は800万人と言っていた。また、プロ棋士の存在も最初に軽く触れられていたと思う。
続いて、駒の種類と動かし方の説明。駒の名称はすべてチェス式(歩をPawn 飛車を Rookなど)で呼んでいた。
さらに、興福寺の出土駒とか、織田信長が将棋好きであったとかの歴史的な説明が続き、進駐軍が将棋を禁止しようとして、それに反論をしたプロ棋士がいて将棋は禁止されなかったということも紹介された。さらに、ピーター・バラカン氏が渡辺竜王対三浦八段の一戦を対局開始時から見学する映像、その後は、渡辺竜王対 Bonanza 戦の紹介に時間がかなり使われた番組であった。
大体以上であるが、これは、英語の将棋の紹介映像として非常にコンパクトにまとまったものと思った。また、進駐軍とのエピソードについては、Wikipedia の英語の将棋の項目などでも記載はないので、英語で将棋に関する情報を得ている人にとっては新しい発見もある番組になっていたと思う。本番組は、昨夜のNHK総合に先駆けて、NHKワールドで世界に向けて放送されたようだが、海外で将棋に興味を持った人が、簡単にいつでもこの番組を見られるようになると非常にいいと思う。
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