棋王戦第１局が上海で行われるとの報を機に過去の海外対局を列記してみる

　第３５期の棋王戦第１局が来年の２月５日に中国の上海で開催されることが報じられている。

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棋王戦の海外対局は、１９７６年のハワイ対局以来２度目になる。将棋のタイトル戦の海外対局というと、竜王戦が有名だが、このニュースをきっかけに過去の海外対局（公式戦）を列記してみたい（将棋パイナップルのタイトル戦の記録、Wikipedia などを参照し、twitter の将棋クラウドの力も借りて作成）

1. 1976年　棋王戦（米国、ホノルル）
2. 1985年　棋聖戦（米国、ロサンゼルス）
3. 1990年　竜王戦（ドイツ、フランクフルト）
4. 1991年　竜王戦（タイ、バンコク）
5. 1992年　竜王戦（英国、ロンドン）
6. 1993年　竜王戦（シンガポール、シンガポール）
7. 1994年　竜王戦（フランス、パリ）
8. 1995年　竜王戦（中国　北京）
9. 1996年　女流王将戦（米国、アトランタ）
10. 1996年　竜王戦（米国、ロスアンゼルス）
11. 1997年　竜王戦（オーストラリア、ゴールドコースト）
12. 1998年　竜王戦（米国、ニューヨーク）
13. 2000年　王座戦（中国、広州）
14. 2000年　竜王戦（中国、上海）
15. 2002年　王座戦（中国、上海）
16. 2002年　竜王戦（台湾、台北）
17. 2004年　竜王戦（韓国、ソウル）
18. 2006年　竜王戦（米国、サンフランシスコ）
19. 2007年　女流名人位戦（中国、青島）
20. 2008年　竜王戦（フランス、パリ）

　上記に漏れがなければ、上海で将棋のタイトル戦の公式対局が行われるのは、2000年の竜王戦、2002年の王座戦に続いて今度の棋王戦で3度目ということになり、公式戦の海外対局の回数では、ロサンゼルス、パリの2回を抜くことになる。上海の将棋人口の多さ（50万人とも60万人とも伝えられる。定義の違いがあるので一概にいえないが、世界で最も将棋人口が多い都市は東京ではなく上海という可能性は今既にある）を考えれば、海外で最も将棋の公式戦が行われる都市が上海になるということは至当なことなのかもしれない。