12月20日にアフリカのコートジボアールで将棋の普及団体が法人として設立されたようだ。現地の方が将棋を指しているらしい写真もある。
アフリカのコードジボアール(象牙海岸という呼び名の方がなじみのある人が多いかもしれません)で12月20日に、同国内で将棋を普及するための法人の 設立総会が開かれ、法人の設立が決議され、Lionell Kouassi さんが初代の理事長として選出された(任期2年)とのメールが将棋を広める会宛に届きました。添付されていた写真のうち比較的写りのいいものを公開しま す。小さくてよくわかりませんが、手作りの盤駒で将棋をされているようです。
筆者は、フランスの将棋フォーラムやベルギーの将棋フォーラムで、この普及団体の法人設立に動いた中心人物(ハンドルネーム shikamaru-sempai。どうやって将棋を知ったのか容易に想像がつきそうなハンドルネームである)が書き込んだ法人設立の必要性を読んだことがある。リンクはフランスの将棋フォーラムのもの(フランス語)
フランス語はほんの挨拶程度の単語しか知らないので例によってネット上の機械翻訳に頼ることになる。英語に直して上記を読む限りでは、彼は同国内の高校生に将棋を広める気持ちを持っているのだが、学校にアプローチしようとすると、「おたく、法人格持っているの?」という質問をされ、学校に将棋を紹介するには法人格の取得が前提条件となるらしい、というのが上記フランス語のリンク先に書かれていることで、この投稿日が先月の19日。それから約1ヵ月後に法人設立の総会が行われた、というのがこれまでの流れ。つまり、同国内の高校生を初めとする学校の生徒に将棋を紹介しようというのが、法人設立の動機になっているのが想像できるのである。おそらくアフリカ大陸ではじめての将棋普及の組織的な動きと思われる。(南アフリカなどでネット対局をしている人が前から居るのを知っているが、個人的な動きにとどまっている)。
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