本日付けの詰将棋メモで知ったが、「外国人や初めての人にも理解しやすい将棋駒」が、北尾まどか女流初段がギフトボックスの山本氏に相談をしたことをきっかけに、同氏によってデザインされたようだ。
将棋の駒には3つの特性が必要不可欠でることがわかりました。
1:王様以外の駒には敵味方の区別があってはならない。(取った敵の駒を自分の駒として使うため)
2:駒の裏面には成りの時に新しい動きの属性と表面の属性の2つが表現されていなくてはならない。(取った敵の駒を使うので、裏面を見ただけでも表面の属性が分からないといけない。使う時は表面なので。)
3:駒には方向性が示されていないといけない。(敵も味方も同じ駒なので、攻める方向性が無いと途中でどちらの駒か分からなくなってしまうから)
この3つの課題をクリアしたとされるのが上記のリンク先にある写真の駒。
漢字に抵抗がある人向けの駒として、画面ではなくリアルな盤駒として商品化されているものとして筆者が知っているものには以下のようなものがあるが、それらと比べて山本氏のデザインは最も洗練されているように筆者には思えた。
おお、これはかっこいいですね。
色やデザインのセンスも良く、質感もあって確かに洗練されています。
でも、描かれている中身があまりに無味乾燥に思うので、正直これが国際標準の駒にはなって欲しくない気がします。動き方を描くだけというのは、見ていてワクワクしません。形も五角形は踏襲して欲しい。
私の考えでは、playOKの洋風駒が一番理想に近いんじゃないかと思っているのですが。国際駒で将棋を始めようと考える外国人なら、先にチェスは知ってるはずですから、「ポーン」「ナイト」「ルーク」等のデザインを使えば動き方もすぐに覚えらると思います。
問題があるのは金と銀だけですよね。playOKではそこだけ動き方が描かれています。私の意見としてはもう少しデザインに工夫をして、金はツノが5本ある冠、銀はツノが3本ある冠にしたらどうかなと思います。後ろ向きの動きは、冠からリボンを垂らします。
あと、成金は元の駒の絵に、金と同じ冠(小さいの)をかぶせます。
あとは、龍と馬をどうするか・・・。ルークとビショップを赤くするだけではなく、思い切ってドラゴンの絵とか描いてみたらどうかなぁ。
投稿情報: HIDETCHI | 2009年8 月 5日 (水) 20:04
岡山には27日にとどきました。5歳の長男はこっちがかっこいいといっていました。でも、金ころがしはでいないんですけどね。
投稿情報: madi | 2009年8 月28日 (金) 00:48
> madi さま
お子さんの反応の様子は貴重なじ情報ですね。大人が小理屈をひねるのよりもよほど説得力がありますね。
投稿情報: takodori | 2009年9 月 2日 (水) 13:10