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書籍卸大手のトーハンや大洋社の週間コミックランキングを情報元として、日本におけるコミックスの売れ筋を毎週伝える英語のブログがある。『３月のライオン』が含まれているエントリーを紹介する。
Weekly Taiyosha Manga Rankings ~ Feb 25, 2008 --- 7位
Weekly Taiyosha Manga Rankings ~ March 3, 2008 --- ４位
筆者が子どもの頃にラジオでよく米国のポップスのヒットチャート番組を聞いた覚えがあるが、海の向こうでこれらのランキング表を見ている人も同じような感覚なのだろうか。
asahi.com の漫画偏愛主義は、ネット上では松尾滋子氏が昨年の５月から月にコミック２作品を紹介していく署名入りコラム。本日付けで羽海野チカ氏の『３月のライオン』が取り上げられた。
『３月のライオン』の作中、第一巻では棋戦名は順位戦だけが実際と同じ名前が使われている（ほかは、「獅子王戦」とか「MHK杯」とかぼかしてある）。名人戦の共催が無くてもこのタイミングで朝日新聞が同作品を取り上げていたかな、ということを考えてみるのも一興かと思う。
プロ棋士が主人公のマンガ『３月のライオン』の作者の羽海野チカ氏の前作『ハチミツとクローバー』が台湾でドラマ化されることをコメント欄で教えていただいた。少し調べると、以下のようなニュースがある。
ロケ：台湾テレビ局、９日から 日本の漫画・ハチミツとクローバーをドラマ化 ／香川（毎日.jp)
台湾版「ハチミツとクローバー」 きょうから県内ロケ（読売新聞）
『ハチミツとクローバー』日本版失速も台湾版に期待（アメーバニュース）
瀬戸大橋背景に撮影順調－台湾版｢ハチクロ｣ロケ（四国新聞）
瀬戸大橋バックに熱演（読売新聞）
ハチクロ：台湾でドラマ化 ロケは香川（毎日.jp）
台湾版ハチクロ 瀬戸大橋、直島…ロケ 香川のＰＲ期待（山陽新聞）
『ハチミツとクローバー』のアニメは一部海外で放映されたことがかつてある。そして今回の台湾によるドラマ化。『３月のライオン』の原作者の海外での認知度がこのような形で上がることが期待できるのはいい報せだと思う。
柴田ヨクサル氏の『ハチワンダイバー』が第１２回手塚治虫文化賞の「マンガ大賞」の候補作になったようだ。
大賞の決定は５月上旬とのことである。
オンライン書店の楽天ブックスのユーザーレビューには、そのレビュー主が男性か女性かが表示される（未表示のレビューもある）。
筆者が今見たところでは、同サイトの『３月のライオン』のレビューは３２件が寄せられており、そのうちの２０件が女性のものであった。同マンガは「ヤングアニマル」という青年誌に連載されているが、コミックの購買者は女性が多いようだ。もちろん、このレビュー主の属性だけで断定することはできないが、mixi のレビューやmixi 関連コミュニティのなかの発言、コミック発売以後に書かれた同書へのコメント・感想のブログを読んでいる印象では、この作品の読者は女性の方が多そうである。
『３月のライオン』作者の羽海野チカ氏の前作は『ハチミツとクローバー』で、全１０巻で完結している。どの程度累計で印刷されたのかを調べるとネット上では以下の数字がある。
ハチミツとクローバー フジテレビ
累計850万部超えの大人気コミック「ハチクロ」が、待望のドラマ化決定！！
累計850万部ということは、１巻当たりにならすと85万部ということになる。『ハチミツとクローバー』は少女マンガ誌に連載されていたので、当然、読者のかなりの割合が女性であることが考えられる。どうやら、前作の女性の読者層が、『３月のライオン』も続けて買って読んでいる、というのが筆者の今のところの感触である。
プロ棋士を主人公とした大きくヒットしそうなマンガの読者の半数以上が女性、といった事態はかつて無かったことであろう。現に母親か、これから母親になる人が多く『３月のライオン』を読んでいる、ということになるのではないだろうか。この作品のストーリー上、プロ棋士に向けられる女性の視線はおおむね暖かくなりそうである。そうだとすれば、これが将棋界にとってプラスなのかどうかは、いうまでもないことであろう。
昨年の４月に東京の地下鉄でたまたま隣り合わせた方に日本語で話しかけたところ、「英語でどうぞ」と言われ、それがきっかけで友達となった日本人が、米国の自宅を訪問してくれたときの交流を伝える写真入りの米国人と思われる方の手になるブログのエントリーがあった。ブログ主と、その息子が日本人の友達と将棋を指している。
下の４枚の写真が将棋関連である。
下から３枚目の写真がブログ主と訪問した日本人の友人の写真と思われる。
ブログ主とその息子さんは、この日本人の友人が居ないときも将棋を指しているのだろうか。そうであれば嬉しいことだ。
フランスの将棋フォーラムに４月１２、１３日にパリで行われる将棋紹介イベントのチラシの画像が載った。なかなか見映えのするチラシだ。文化交流使として派遣されている本間六段のほか、久保八段、福崎九段、平藤六段の写真が載っている。
フランスの将棋のコミュニティだけでなく、ゲームのネットサイトなどに既に宣伝が行われている。
このイベントを通じて、多くの方が新たに将棋に興味を持ってくれるといいと思う。
英語のメーリングリスト shogi-l で様々な国で今年１１月に行われる国際将棋フェスティバルの代表選手決定のためのトーナメントの情報が流れている。「将棋世界」誌や、日本将棋連盟のホームページでこのイベントの予定の発表はまだないようだが、山形県天童市のイベントのページに国際将棋フェスティバルの情報が載っているのを見つけた。
上記を見ると、１１月の８日と９日に「国際将棋フェスティバル２００８」というイベントが行われる予定になっている。まだ日付の情報のみで詳細についてはこれから明らかになるのであろう。
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