ナヴィア ドラップという立体駒と7x7の盤を使うボードゲームをご存知だろうか。筆者は今日まで知らなかった。知ったきっかけは、今朝 boardgamegeek というサイトで行われた以下の discussion に shogi という単語が含まれていたため。
この discussion は、「アニメに熱心な日本人がチェスをデザインしたらどんなゲームになっていたか考えたことがあるかい。その答えはナヴィア ドラップだよ」という geek の一人のゲーム紹介から始まり、そのレビューを読んだ geek たちがコメントをつける形で進んでいる。その discussion の中で、「ナヴィアドラップがチェスや将棋より優れている点は引き分けがないこと」「いや、チェスには引き分けがあるが将棋にはない」「いや、全くないわけでなく、将棋の場合、引き分けの率は非常に低くて 2% 程度」「将棋は、後ろに進みにくい駒が多いというアドバイスを受けたことがある」などと、将棋と比較した議論が多く展開されている。
ほとんど発見できなかったのだが、日本語でナヴィア ドラップについて書かれた情報は以下。
2004年09月の過去ログ 近況報告2004年9月20日 月曜日 敬老の日(まどりや)
●製作に関わったゲームが出ました
『ナヴィア・ドラップ』っつーフィギュアゲームが、先日発売になりました。
……って、なんじゃらほい?という方も多いと思いますが、なぜか現在はアメリカでのみの発売で、日本には情報が入っておりません(爆)。
いちおー、日本でも展開するっていう話にはなっているようですが……どーなるんだろうねぇ(汗)。
どうやら、ゲームの製作にかかわった方が残されたエントリーのようだ。
ナヴィア ドラップについては、英語版の wikipedia に項目がある(Navia Dratp)。そこの紹介文を引用する。
Navia Dratp (pronounced (nah-vee-ah drap)) (Japanese: ナヴィア ドラップ) is a collectible miniatures game with similarities to shogi, the Japanese equivalent of chess.
バンダイがこのような将棋バリアントともいえるようなゲームを海外で販売していたのは知らなかった。このゲームを通じて、shogi という単語に触れた方も海外には結構いるはずである。将棋バリアントともいえるようなゲームが商業化されたり、紹介されることによって、将棋そのものの認知もある程度行われた実例といえるだろう。
<以下追記>
boardgamegeek のナヴィア ドラップの立体駒の写真へのリンクを追加しておく。リンク先に行って、large や original をクリックすると、拡大画像が見ることができて、どのような立体駒なのかがよくわかる。
- An overview of all current pieces, from both Starter Sets and the "Unleashed Darkness" boosters
- An overview of all the pieces from the 2nd expansion, "Resurgence"
なお、上記 Wikipedia によれば、現在は製造中止になっているようである。
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