将棋の海外伝播などについてのブログ

井川将棋親善大使絡みの英語のエントリー（２）

　以下は2/22付け

Morning in the Clubhouse(New York Times)

   以下は2/28付けの記事。ほぼ同じ見出しのAP通信配信の記事が多数の媒体に掲載されている（最後の Boston Herald は 3/1 付け）。"shogi" という文字のはいったニュースが出る媒体の数が、井川投手のキャンプイン以来確実に増している。

Rivera could make spring training debut Monday

CI.com | Hendersonville Times News | Staten Island Advance | amNewYork | Tampa Tribune | Newsday | Houston Chronicle | Danbury News Times | Covers | WCBS-TV New York | Orlando Sentinel  | NewsChannel 9 WSYR | Boston Herald

　以下は、上記で井川投手が将棋を教えたとされる Villon選手が、井川と実際に将棋を指したという記事（両者とも同じ記事）

Notes: Proctor ponders '06, looks to '07

MLB.com | Yankees.com

　3/1 付けでは以下の記事

Villone to fight for spot on Yankees（NorthJersey.com）

　Villone 選手が、井川投手と将棋で対戦したことが触れられている。

　なお、これらの動きに対応して、井川投手が実際に将棋の広報活動に貢献していることを報じる日本語記事も増えている。

井川　英語版の将棋ガイドを配布 （スポニチ）
井川が指南、ヤ軍に将棋ブーム!? （日刊スポーツ）
井川が指南、ヤ軍に将棋ブーム!? （なにわWEB)

　なにわWEBは大阪日刊スポーツのウェブ版。日刊スポーツの記事のほうには、井川投手が配った英語ガイドの写真が掲載されている。写っているのは、日本将棋連盟が作った英語ガイドである（A3サイズの紙を半分に折りたたんだA4サイズ4ページの説明と、A4サイズの板紙で作った切り抜いて使う簡易駒）。

フランスより帰国

　2/20-27の間、フランスへ行ってきた。「ゲームの祭典」（フランス語）で現地の方の将棋展示に協力などするため。「ゲームの祭典」は、カンヌで毎年行われ今年で２１回目。主催者発表では１２万人の来場者が今年訪れたという。

　昨年との比較では、来場者（ほとんどフランス人）が漢字の駒を見たときの抵抗感が少なくなっていた印象である。事の善悪はおくとして、NARUTOなどの日本アニメをYouTubeで字幕で見る習慣がこの一年で浸透し、日本語に対する親近感が増していることもあるであろう。

　同行の方と分担して持っていった将棋の盤駒３０セットは単価２０ユーロ（約3200円）で完売した。この価格は、フランス将棋協会がヨーロッパのゲームのネット販売サイトの将棋の盤駒の価格を参考にするなどして決めた価格。船便で昨年末に送った５０セットも無事に着いたとのことなので、７月の Japan Expo が終わるまでに売れることを期待している。