声楽家の将棋ファンと聞いて思い出すのは、まずは宮本聡之氏。将棋パイナップルのリレーエッセーその91「夢の国へ」で「次の夢は、将棋を題材にした創作オペラ(またはミュージカル)制作だ」と書かれた方で、歌う狸の楽天酒棋広場を開設されているので知っている方は多いと思う。
次に思い出すのは、NHK将棋講座の聞き手の錦織健氏。筆者は講座を見たり見なかったりであるが、あひるの将棋日記の1/8のエントリー「NHK将棋講座」の内容には全面的に同意である。核心部分を引用してみる。
全国の将棋ファンの大勢が彼の話を聴くことは、
音楽界にとってもとてもいいことでしょうし、
将棋界にとってもこうした異文化交流は、大きな財産になるはずです。
おおげさに言えば、日本の文化を高める意味でも、
今回のキャスティングはとてもよかったと思うのです。
こういった人選をぜひ今後も続けて欲しいと思います。
さて、こうした異文化交流ができるかもしれない声楽家がもう1人いることを本日、自陣飛車と遠見の角で知った。それは福永修子氏。ファンクラブのホームページに「ひよこ将棋道場」というコンテンツがある。また、氏は平成17年度の兵庫県芸術文化奨励賞を受賞しており、そのインタビュー「福永修子さん素顔拝見」でヤンキースの井川投手ばりの受け答えをしている。
さて、修子さんは意外な趣味を持っています。それは将棋。
「8年前に結婚した夫がアマチュア将棋五段の腕前で、将棋の駒の動かし方から教えてもらったのです。いまでは新幹線の中で詰め将棋をして、気分転換をしています。熱中していたら、いつの間にか、隣のおじさんが首を伸ばして覗いていたりして…」。
声楽家の方は、本場のドイツ語圏に留学体験がある方が多い。海外への将棋普及にとって貴重な方々ということになるかもしれない。
音楽のことは余りよくわからないけれど、こういう貴重な応援者を将棋ファンも応援してあげたいですね。
具体的に何ができるかといわれると困るけれど・・・
投稿情報: とおりすがり | 2008年5 月31日 (土) 19:52
> とおりすがりさま
そうですね。声楽を聴く趣味がないとなかなか応援しにくいかもしれませんね。ひとつのやり方として、NHK BSで毎年行う大逆転将棋などのテレビ番組のホームページなどから、「こういう方がいるので見てみたい」という視聴者の意見を投稿してみる、というのはあるのではないかと思います。
投稿情報: | 2008年6 月 2日 (月) 13:28