昨年の瀬川問題に続いて将棋界にとっての神風が吹いた。決勝戦の瞬間視聴率では56.0%を記録するに至るほど注目されたWBCの2次リーグのメキシコ対アメリカ戦を、世界一の発行部数を誇る新聞社が3/25朝刊の一面コラムで「“米長主義”そのままの一戦があった」と書いたのである。WBCを見ていた人には当然将棋をよく知らない人のほうが多いはずなので、そのパブリシティ効果は絶大である。
本国の評判について情報収集するのが大使館の仕事のひとつだから、メキシコ大使館は当然上記コラムを読んでいるだろう。いい機会なので、日本将棋連盟は、メキシコ大使館に将棋の盤駒を寄贈すべきである。そして、米長哲学と日本の野球の一流選手には将棋を好むものがいることを説明し、是非メキシコの野球選手にも将棋を覚えて欲しい、と正式に申し入れ、外人記者クラブにもプレスリリースを出すべきである。広報効果絶大と思うがどうだろう。ほとんど金はかからないはずである。
コメント