本日の毎日新聞の朝刊一面のコラムで、日本オセロ連盟のホームページのことが取り上げられていた。将棋にとってはちょっと耳の痛いことが題材にされてしまった。同ホームページに行くと、オセロの歴史のページに次のようなくだりがある。
囲碁半年、将棋3ヶ月、麻雀2週間、オセロ5分という言葉がありますが、これは一般的平均人がそのゲームを覚えて自力燃焼できるようになる(その面白さを理解して進んで打てるようになる)までの時間を言います。
将棋が自力燃焼できるまでに3ヶ月かかるかどうかは別として、オセロゲームのルールの説明を聞いてゲームを楽しめるようになるまでの時間は、将棋のそれよりもはるかに短いことは筆者の子供のころの経験からしても反論のしようがない。
このことは海外で日本の文化を普及しようとしている人にとっては、オセロのほうが将棋よりも教えやすい、ということを意味する。ルーマニアビジネス日記を読むと、特別オセロに思い入れのないと思われる方が、日本文化を伝えようとしたときに、伝統ボードゲームではなく、オセロを現地の子供たちに教えるに至った経緯が述べられている。将棋に特に思い入れのない方が、日本文化を外国人に伝えようというときに将棋を選んで教えてくれるようになるための条件はどんなことであろうか。
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