日英独三ヶ国語をサポートしている将棋の鑑賞ソフトのフリーウェア BCMShogi の作者が、"Universal Shogi Format" を提唱している。本日 Shogi-l で読んで知った。
USF - Universal Shogi Format - SHOGI-L | Google group
Universal Shogi FormatUSF will become the most powerfull shogi-format. To make implementation easier, there are different steps of compability mode. For this reason, the table contains different values in some fields.
上記にリンクしたページの主張によれば、"Universal Shogi Format" は、最もパワフルなshogi format になるとのことである。リンクしたページでは、PSN, KIF, CSA, KI2, そして提唱の USF フォーマットの比較が、
- Easy Implementable(インプリメントの容易さ)
- Working Speed(動作速度)
- Filesiza(ファイルの大きさ)
- Humanreadable(人間にとっての読みやすさ)
- Multigames in one file(1ファイルに複数の対局データを持てるか)
- Possibilities(可能性? 筆者には意味不明である)
- Flexible(Making improvements)( 柔軟か - 改善していくことがしやすいか)
以上の7項目について行われている(カッコ内は筆者の訳である)。また、Specification も同じページにある。
>Possibilities
発展性ってことかな?と脳内超訳しました。暫定仕様に盛り込まれていない将来アイデアが、Bernhard さんにはあるのかもしれません。
しかしこれまたずいぶん極端な形式ですね。
現状の PSN がマズいというのはすごく理解できるんですが、改善が必要なのはマシン読み取り性能じゃないような気が…。
投稿情報: ginsho | 2009年4 月 3日 (金) 22:04
> ginsho さま
>現状の PSN がマズいというのはすごく理解できるんですが
その点はコード書くひとには明快なんですか。自分で紹介をしていてなんなのですが、どーもチンプンカンプンなんですね。ただ、ものすごくBernhard さんが熱心なので、話を理解できそうな人には伝えないといけないかなあという思いでエントリーを起こしました。
投稿情報: takodori | 2009年4 月 3日 (金) 22:19
統一フォーマットを作ろうという動きは歓迎します。日本でよく使われているkifやcsaが海外で使われず、海外で普及しているPSNが日本のパソコンで読めない。情報伝達に非常に不便ですからね。
投稿情報: たいがあ | 2009年4 月 5日 (日) 10:44
私もyoutubeでBCM-Shogiを使わせ頂いている関係上、Bernhardさんとよくやり取りをしていますが、USFフォーマットについては色々と説明(布教?w)をして下さいました。ただ、内容が難しくて、私もチンプンカンプン気味ですが・・・。
しかし、とにかくソフトの内容は素晴らしいですし、Bernhardさんはとても能力の高い方だと感じています。
投稿情報: HIDETCHI | 2009年4 月 5日 (日) 18:22
Shogi-L で Bernhard さんがちらっと書いていた PSN→USF 変換がやっと出来るようになり、はじめて実際の USF 棋譜を見ることができました。
基本的に USF は将棋プログラムのための棋譜形式だと思います。コンピュータ処理のために最適化した形式で、ヒトが書き、ヒトが読むといった利用のされ方は想定されていません。
指し手とコメントの記述が完全に分離していることからもその点はっきりしてました。
KIF に対する CSA のような位置づけと考えられますが、CSA のアプローチをさらに徹底的にコンピュータ寄りな方向に進めた形式といえそうです。
Bernhard さんは、USF は人目には触れずマシンに黙々と処理されるための形式、それをユーザにとってわかりやすい形で示すのは USF 棋譜を扱うソフト側の役目と割り切っているともいえます。
でここで根本的な疑問がわいてきまして。
「コンピュータ上で取り扱う棋譜にヒトの可読性は必要か不要か?」
PSN は「バカ!アホ!」と罵られながらも、ヒトにとっての扱いさすさと可読性をファイル単体で実現していて、その点で USF より分があります。
いかに処理性能が高いとはいえ、ヒト対ヒトな Shogi の現場で USF が PSN に取って代わるとは考えにくいです。PSN は USF の「変換前元ファイル形式」として、いつまでも使われ続けることになる気がします。これは海外の将棋ファンにとって不幸なことかもしれません。
PSN は PSN で、USF の登場とは無関係に、なんとかしなくちゃいけない宿題なんじゃないかと感じます。
PSN がしっかりとした形式に生まれ変わったうえで広く使われることで、それを USF で蓄積・研究する意義がさらに深まるとも思いますし...。
ってなんだか、余計なお世話でしょうか。
> > HIDETCHI さん
> >しかし、とにかくソフトの内容は素晴らしいですし、Bernhardさんはと
ても能力の高い方だと感じています。
私もまったく同感です。でもそれゆえ、次世代 PSN 策定に興味を失ってしまったらしいのが残念だなあ...と感じています。
投稿情報: ginsho | 2009年4 月 7日 (火) 02:21
えらい長文を書いてしまいました
すみません;;>takodoriさん
投稿情報: ginsho | 2009年4 月 7日 (火) 02:23
> たいがあさん、hidetchi さん
コメントありがとうございます。
> ginsho さん
コメントいただいたものを、「コンピュータ将棋や囲碁の掲示板 」に貼り付けてよろしいでしょうか。ご丁寧に説明いただいて、なんとなくすごそうとは感じられるのですが、依然としてわたしには豚に真珠という塩梅ですので、仮に USF が凄いものだとすると、それは凡人というか、門外漢には評価不能でしょうから、凄いことがわかりそうな人が読んでいる可能性が高いところに出したほうがよいのではと思います。本当をいうと、ginsho さんが、上記の掲示板に思ったところを書いていただけるのがよいかと思うのですが。
投稿情報: takodori | 2009年4 月 7日 (火) 12:36
> takodoriさん
私のまわりくどい文章でよければご自由にお使いください。適当に切ったり貼ったりしてもらってもまったくかまいませんので。
投稿情報: ginsho | 2009年4 月 8日 (水) 01:36