週刊将棋6月18日号で、文化交流使として9ヶ月間欧州に派遣された本間六段が帰国直前にドイツのデュッセルドルフを訪問していたことを知った。そこで少し調べたところ、在デュッセルドルフ日本国総領事館のホームページに、将棋セミナーの記事が写真入りで載っていることがわかった。記事の一部を引用する。
(3)懇談会では、将棋は日本文化、歴史を背景に持つ魅力的なゲームであり、大きな可能性があるが、一方で囲碁と異なり、「漢字」が当地普及の障害となっている、例えば、初期の段階では、「漢字」にかわり、駒を「色別」あるいは、「チェスのように形」で認識する形で普及する方法も一案ではないか等、将棋の普及に向けた様々な意見が出されました。
(4)また、出席したドイツ人からは、「将棋」に関心を示すドイツ人の多くは、日本文化への関心が根底にあるので、将棋の普及には、「チェス愛好家」よりも「囲碁愛好家」の方が効果的であるかもしれない旨の意見も出されました。
昨年から、毎年夏に行われている Europe Go Congress の期間中、将棋を習えるワークショップができていると記憶している。その背景には、上の(4)で指摘されていることがありそうだ。
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