GDHインターナショナル(アニメ制作会社GONZOの親会社)の代表のアーサー・スミス氏に対するActive Anime Websiteのインタビューを日本語に訳したブログを見つけた。その中で筆者の興味を引いた部分が以下。
海外のファンサブが海外アニメビジネスに与える影響 - Obra de Sobra よしなしごと
まず、アニメ番組のファイルはいまやデジタル情報として保存され移動されており、インターネットが存在するということはファンサブが「友人」に見て もらうためのものではなくなっていることを意味しています。ファンサブは1万人を超える「友人」が見ている。(ファンサブは主要な番組のファイルを1週間 以内にファイル共有ネットワークにのせます。私が見た事例では、日本で放送されてから一月以内に10以上の言語のファンサブを見ることができました)
二 番目として、デジタル情報であるがゆえに、これら1万人の「友人」は質的なロスなしに彼らの友人にファンサブを渡すことができます(そして、彼らはさらに 新しい言語でのファンサブ行為を行うことができます)。そのため、友人が録画した番組を見るというコメントにおける比喩とは違い、友人は貴方に番組のコ ピーを渡すことに加えて1万人を超えるほかの友人にコピーを渡し、さらに外国語を話す幾人かの友人に渡し、その彼らの1万人を超える友人に渡すことになる のです。
参考(FYI=ForYourInformation): 私が1万人以上という言葉を使った理由は、私たちが調査した典型的なアニメ番組では、10以上の番組のコピーが存在し(10種類以上の異なるファンサブが 存在し)、そして少なくとも10万人の人がそのコピーをダウンロードしているからであり、また調査したアニメ番組がナルトやブリーチなどとは違い、それほど人気のない番組であったことも理由となっています。
このデータは、YoutubeやBitTorrentのとラッカーサイトを直接観察して得たもので、誰もが必要と感じたときにダウンロード数を確認することができます。
筆者は、ファンサブが字幕をつけた『しおんの王』を海外で見ている人は1万人以上10万人未満と直感的に推定していたが、保守的にすぎたのだろうか。
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