将棋の外国人への伝わり方のひとつのパターンとして、日本のどこかの家庭にホームステイをした外国人が、そのホストファミリーから将棋を教えてもらう、というのがある。今回はそういう実例のブログエントリーを紹介。
Been quiet lately... (yenforyen 英語)
このブログは、日本に来て4ヶ月になる方のもの。ホストファミリーのお母さん(!)が将棋好きで、教えてもらったら自分も面白くなって、将棋の盤駒の写真つきのエントリーを起こしたという次第。ある意味、民間国際交流、文化伝播の理想的な形ではないかと思う。 この方のブログは、本国の彼の友人は当然に読んでいるであろう。また、日本に留学をしたいとか、ホームステイをしたいとか思っている人、また、既に日本体験がある外国人の方も読んでいる可能性がある。そういった方々で、上記を読んで初めて将棋を知る人もいるに違いない。
ホストファミリーとして外国人を受け入れる家庭は今日本にどのくらいあるのだろうか。そういう家庭に対して将棋をゲスト滞在中に教えてあげてください、というような呼びかけをする手立てがあればこのような将棋との出会いがもっと増えることと思う。また、そういう呼びかけをすることによって、ホストファミリーをするような家庭で、押入れの隅に眠っていた将棋の盤駒が茶の間に復活することもあるかもしれない。外国人に教えられる、教えて喜ばれる可能性がある、というのは将棋の付加価値のひとつなのである。
ひとつひとつのブログの読者の数は小さいかもしれないが、塵も積もれば、のたとえもある。上記のように将棋についての、英語(その他の外国語でも)のエントリーがひとつでもふたつでも増えていくことによって、牛の歩みかもしれないが、将棋は世界に広まっていくのである。その流れは、もう止まらない。
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