今年の1月からテレビ東京系列で始まったアニメ『みなみけ おかえり』の2話に、将棋の駒が出てくるシーンがあることを確認した。ことわざの「将を射るにはまず馬から(将を射んとすれば馬を射よ)」が会話に出てくるシーンがあり、「将」と「馬」の文字が使われているので、「王将」、「桂馬」、「龍馬」の3駒がその後に登場する。この2話に将棋が登場するのは、以下の英文のブログで知った。昨日、動画共有サイトなどに、ファンサブが字幕をつけた2話があがりはじめたようだ。
Subculture Anime Blog » Minami-ke: Okaeri - 02
HIDETCHI 氏の How to Play Shogi(将棋)のシリーズが YouTube に登場してくれたので、このように海外で shogi が認知される突発的な機会が生じたときに楽に効果的な行動ができるようになった。すなわち、上記のブログのコメント欄や、動画共有サイトにアップロードされた当該のエピソードのコメント欄に、「将棋のいいビデオシリーズが YouTube にあがっているので、興味を持ったかたは見てね」という旨のメッセージを英語で書き込むのである。海外の Anime ファンは、日本の Anime をみてわからないことがあると、まず Wikipedia を参照する人が多いようだが、そういう人は動画で shogi を説明したものがあるという情報を教えると、彼らは Wikipedia のテキスト文よりも動画のほうにより親しみがあるのか喜んで見てくれる。これが、インターネット上にYouTube 等の動画共有サイトが出現した後の将棋の海外伝播の新しいひとつの形であるが、テキスト文が主流だった時代に比べて非常に伝播力が高くなったと筆者は感じている。
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