以下は、日本将棋連盟Digital Shopの盤の販売ページへのリンクである。一部商品について引用する。
榧脚付将棋盤 日向産榧、国産榧または、中国産榧を使用した脚付将棋盤をラインアップ!プロさながらの対局を楽しむことができます。
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これぞ将棋盤!逸品中の逸品- ■日向産榧脚付将棋盤(七寸)
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高級感たっぷり、本格志向の将棋盤!- ■日向産榧脚付将棋盤(六寸六分)
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日向産榧で天柾の木取り!そしてこの価格はお買い得!
さて、本邦には、以下のような法律がある。当エントリーに関係する部分を引用する。
第三条 前条第一項第一号に掲げる物象の状態の量のうち別表第一の上欄に掲げるものの計量単位は、同表の下欄に掲げるとおりとし、その定義は、国際度量衡総会の決議その他の計量単位に関する国際的な決定及び慣行に従い、政令で定める。
物象の状態の量 計量単位 長さ メートル 第十一条 長さ、質量又は体積の計量をして販売するのに適する商品の販売の事業を行う者は、その長さ、質量又は体積を法定計量単位により示してその商品を販売するように努めなければならない。
簡単にいうと、長さを表示して売られる商品の長さの表示はメートル法で表示するよう努めねばならない、という法律である。
上にリンクをした日本将棋連盟 Digital Shop に限らず、どこの棋具販売店でも、盤の厚さの表示は、メートル法ではなく、尺貫法の単位である寸が使われて販売されているのが普通だと筆者は認識をしている。これは、将棋界において、「伝統文化が法律に勝る」実例といえるのではないかと考えている。
では、これ以外に将棋界に「伝統文化が法律に勝る」実例はあるのだろうか。筆者にはちょっと思い付かない。もし知っておられる方がいれば具体例を指摘していただければありがたいと思う。
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