NHKワールドTVが24時間365日ノンストップの英語放送を2日より開始した。将棋の海外向け番組がこれによりすぐに始まるわけではないが、多くの将棋関連の番組資産を持っている放送局が主となって、絶えず英語による映像情報発信を開始する意義は大きいと思う。つまり、そのような決定がなされれば、いつでも海外向けの将棋番組のテレビ放送ができる当面のインフラと体制は整ったのであり、今後も拡充されていく模様である。また、字幕をつけたり、吹き替えを施せば海外向けに放送しうる将棋番組ソフトの蓄積は既に膨大にある、ということである。
国際放送「NHKワールドTV」が刷新。放送中番組のネット配信も
番組ではニュースコンテンツが大幅に強化され、毎時0分より最大30分間の英語ニュースを放送する。また、「NHKスペシャル」や「クローズアップ現代」などを2カ国語化した番組も配信していく。
番組には、ニュース番組の「NEWSLINE」「ASIA 7 DAYS」やビジネス系番組「J-TECH」「JAPAN BIZ CAST」。そのほか、人気の高いドキュメンタリー番組「Professionals / プロフェッショナル 仕事の流儀」などがラインナップされている。
最初の段階では、ニュース番組が主で、文化関連は音楽番組が先行するようだが、時がたつにつれ、日本の文化情報番組が増えていくであろう。
定時のテレビニュースで、昨年は、羽生三冠(当時)の北京での講演、羽生永世名人資格者誕生、里見倉敷藤花誕生、渡辺初代永世竜王資格者誕生が報じられたと思うが、同種のニュースが今後日本で発生したときは、それらが英語になって世界へ同時に映像で報じられてほしいものだ。
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