Irish Igo Association(アイルランド囲碁協会)の総会が今月29日に行なわれ、議事の後に、"demonstration night" が行なわれ、その場で囲碁のバリアントのほか、関連ゲームとして将棋も協会メンバーに紹介されるとのことだ。
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After the AGM finishes there will be a demonstration night to showcase Go Variants and other related Games. So far Joker Go, Abalone, Go Moku, Nine Men’s Morris, Shogi, Hive, Clobber and Amazons have been mentioned. Playing Go will be allowed too.
筆者は前々から海外の囲碁の拠点が将棋の普及にも一役買っていることを当ブログで何度か指摘をしたが、これもその一例といってよいと思う。
このように、自分が直接関わっていない世界のどこかで、今まで将棋をよく知らない人たちに将棋が紹介される機会が持たれている、ということがもう少し認識され、そういう場で将棋を紹介してくれている、見ず知らずではあるが非常にありがたい方々の助けになるにはどういうことがなされたらよいかについてもっと考慮がされるべきだと思う。アイルランドでは英語が使われているので、この機会に参照されるのは Wikipedia の Shogi の項目ということになるのだろう。残念である。日本将棋連盟が英語で将棋の網羅的な情報をウェブで継続的に発信していれば、このような機会にそれは当然参照されるはずのものと考える。同社団法人が英語で情報を発信していないことは、本来海外でもっと評価されてしかるべき日本の将棋文化の価値を毀損し、重大な機会損失につながっている不作為なのではないかというのが筆者の懸念である。
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