将棋関係の観光地というと、将棋駒の産地としての天童が真っ先に思いつくのだが、旧暦の七夕に行なわれる秋田県鹿角の花輪ねぶたも将棋に絡んだ観光資源といえるのではないだろうか。
将棋の駒の形をした高さ4m余りの絵灯籠は王手(オテ)と呼ばれ、台車に乗せられた直径2m余りの大太鼓を打ち鳴らしながら、町内を練り歩きます。王手正面には「王将」の文字が、左側面には「天の川」、右側面に「七夕祭り」と記されており、背面には「武者絵」が描かれています。他では見られない、この地方独特の絵灯篭です。
そして「さんさ」で場を閉めたあと、橋の上の「王手」、河川敷の子どもたちによる「ミニ王手」に一斉に火が放たれ、併せて打ち上げられる花火とともに夏の夜空を色づけて祭が終わります。
高さ4メートル余りの絵灯篭というから、想像しただけでも巨大なものである。上記のリンク先には、Quick Time で見られる花輪ねぶたの映像も多いので、興味のある方は見ていただければと思う。
そのほか、花輪ねぶたのブログをいくつかさがしてみた。祭りの様子の写真がきれいである。
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この花輪ねぶたについては、まだ、英語や中国語での観光案内はネット上にはできていないようである。だが、花輪ねぶたの祭りを堪能した後、天童へ行って将棋駒作りを見学、体験し、温泉につかる、というのは海外の将棋ファンにとって魅力的な観光コースになるのではないだろうか。
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