本日、嬉しいニュースを読んだ。
国際交流多彩に・・・あすから「こども会議」 : 福岡 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
アジア太平洋地域の子どもたちが集まり、交流を深める「アジア太平洋こども会議・イン福岡」が9~25日、福岡市で開かれる。
33か国・地域から、11歳の子ども316人や引率者ら計389人が参加。9~16日は、海の中道青少年海の家(東区)で地元の子どもたちと「交流キャンプ」を行い、生け花や将棋、運動会などを楽しむ。
人数の規模を見て、まず感じたのは、非常に大掛かりな交流事業だということ。33カ国・地域から参加する11歳の子ども316人が日本の子どもと交流するアイテムのひとつに、将棋が入っている。なぜ、このイベントの交流アイテムのひとつに選ばれたかまでは記事ではわからないが、将棋は、他の多くの種目とは異なり、その場の交流だけでなく、イベントを通じで友達になった外国の方と、帰国後もネット対局や、任天堂DSの Wi-Fi などを通じて対戦をしながら交流を継続することができるので、いっときの思い出作りで終わりにくい国際交流のアイテムとして非常に優れているのではないかと思う。将棋界として、「礼儀・集中力・勇気」だけではなく、将棋の持つそのような価値を、今回のような国際交流イベントの主催者・関係者にもっと訴えていく必要があるのではないだろうか。
このイベントの主催者のウェブを見つけた。沿革をみると、地道な活動の歩みを続けてきた20年のようである。
今日紹介したのは、福岡とアジア諸国との子どもの交流が図られている例だが、おそらく、同じような、日本のある地域と海外の子どもが交流するような事業はあちらこちらで行なわれているはずだ。その際、交流の道具のひとつとして将棋が選ばれるようになれば、将棋の海外普及の加速につながると思う。上記のようなイベントで将棋が選ばれるように促進することは、まさに社団法人日本将棋連盟の定款に社団法人の目的として記されている「日本将棋を通じて諸外国との交流親善を図」ることにほかならないと筆者は考えるものである。
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