フランスに住むベトナム系の方なのだろうか。漢字がネックになる人向けにチェスタイプの将棋駒を試作して商品化しようとしている方がいる。Shogi Prospect というフォーラムに写真を含めて投稿があった。
日本人にとっては、相当違和感がある駒である。それぞれの駒の前半分と後ろ半分で色を白黒に分け、先手後手を区別できる方式。従って、持ち駒として再利用するときも問題がない。ただ、成り駒を表現する仕方がリンク先を読む限りではよくわからないのだが。
駒の作者の意図は、漢字に慣れない人が、漢字の駒を見ただけで将棋に拒否反応を示すのを防ぐために導入としてこの駒を用意したとのことで、ヨーロッパで行われている将棋の大会に使われる駒をこの駒に置き変えていこうという気はないようである。こういう駒を商品化してでも将棋を広めたいと思っている人がフランスに居るということを肯定的にとらえるべきことと思う。
ただ、この駒がそれなりに受け入れられるようになると、おそらく、Clazyhouse の駒を作ったらどうかという要望が彼のもとにいくことになると思うので、Clazyhouse と将棋の競合関係が、ネット以外にも広がっていくことになる。そうなれば、将棋を指すか、Clazyhouse を指すか、情報の多寡にかかってくる部分が増えるので、将棋の外国語による情報発信は従来以上に必要になってくると考える。
> 成り駒を表現する仕方
写真を見ると円盤を下に敷いて表現している様に見えます。
興味深い情報をありがとうございます。最近ちょくちょく覗かせていただいております。
投稿情報: 山崎知之 | 2008年4 月 1日 (火) 18:41
> 山崎知之さま
コメントありがとうございます。書いた後、英語の将棋のフォーラムで質問して、ご指摘の円盤に磁石が埋め込まれているようで、成った駒に円盤をくっつけることで、成り駒を表現することがわかりました。
どうぞ、今後もお気軽にお立ち寄りください。
投稿情報: takodori | 2008年4 月 1日 (火) 20:33