9/26 付けで、来年の北京五輪の中国五輪委員会の公式サイトに、2008年の10/13から10/18までの期間、第一回の世界マインドスポーツ競技会が開催されるとの英語記事があった。
上記記事によれば、競技会の開催をアナウンスしたのは、International Mind Sports Association(IMSA)。行われる競技は5種目で、ブリッジ、チェス、ドラフト(チェッカーズ)、囲碁、シャンチーの五つ。
将棋の親類筋にあたる、チェスとシャンチー、および、日本国内では将棋とセット扱いされることが多い囲碁の競技会が行われ、将棋の種目は無い。どの程度、この第1回世界マインドスポーツ競技会が世界の注目を浴びるイベントとなるのかは筆者には今の段階では不明であるが、仮に世界の多くの国に競技会の映像が発信されるようなことになるとすれば、競技会の種目に入っていない将棋は、国際的な認知を一気にすすめることが可能な最初の大きな機会を逃すことになると思われる。
また、将棋は、現在のところ、国内では囲碁やチェスよりもゲーム人口が多いとされているが、仮に来年の上記競技会が注目を浴びるようだと、国内でしか通用しない将棋よりも世界に開かれたゲームであるチェスや囲碁のほうに競技人口が取られる心配はないだろうか。もし、ボードゲームのひとつの機能が社交の道具であるのならば、そのゲームを楽しむ人が日本国内に集中しているよりも、世界各国に居るゲームの方が、親の立場として子供に覚えさせるゲームとしても優先度が高くなってくるのではないだろうか。
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