民主党が受けた以上の追い風が将棋界に吹いているのではと思う。現在一般向けの雑誌でいわゆる将棋マンガが連載されている雑誌は5誌ある。題名と掲載誌は以下。
しおんの王 - 月刊アフタヌーン
うちゅうの王 - 小学五年生
ハチワンダイバー - ヤングジャンプ
3月のライオン - ヤングアニマル
瑠璃の箱舟 - スーパージャンプ
日本雑誌協会という社団法人があって、毎年、マガジンデータという各雑誌の発行部数などのデータを公表している。上記5誌を一号当たりの発行部数の多い順にその2006年のデータにもとづいて並べると
ヤングジャンプ - 1,006,875部
スーパージャンプ - 355,417部
ヤングアニマル - 196,334部
月刊アフタヌーン - 127,417部
小学五年生 - 62,667部
となる。5誌とも発行部数は、印刷証明付き部数である。このうち、ヤングジャンプ、スーパージャンプ、小学五年生については、読者構成のデータもある。
ヤングジャンプの読者構成
スーパージャンプの読者構成
小学五年生の読者構成
ヤングジャンプは、20代から30代、スーパージャンプは20代後半以降、小学五年生は、9歳から12歳までの層に読まれていることになる。「3月のライオン」が始まったヤングアニマルの読者構成が気になるところだが、仮に10代後半から20代前半だとすると、中学生向けを除いて小学生から大人に至るまで将棋マンガが載っているマンガ誌が存在することになる。これが追い風かそうでないかは、考えるまでもないことであろう(参考までにいうと、「週刊文春」は798,340部である。ヤングジャンプはそれよりはるかに多いことになる。また「週刊将棋」は自社のホームページで20万部発行としているが、これは印刷証明付き部数ではないと思われる)。
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