光文社新書の新刊、「東大教養囲碁講座―ゼロからわかりやすく」を購入した。兵頭俊夫氏のあとがきを書店で立ち読みして即決。一部引用する。
しかし、それから一年後、二学期分の授業が終わった頃から、この「東大教養方式」の囲碁入門指導法はユニークであり、公開すれば、囲碁の普及にささやかながら寄与できるのではないかと思うようになりました。また、専用の教科書があった方がより効果的に教えられそうに思えてきました。
そこで、授業の趣旨と実際の授業の流れを具体的に紹介した囲碁入門書を構想しました。
つまり、東大の教養学部で行われているカリキュラム「囲碁で養う考える力」の全13回の講義の内容が書かれている新書である。
このうち、13回のうちの第2、3回の授業では、A4版の紙に印刷した6路盤を使って入門指導が行われていることが書かれている。筆者の知る限りでは、6路盤を囲碁の入門指導に使うことを唱えたのは、囲碁普及研究所で、例えば、囲碁を簡単に始めるにはなどがウェブ上で発表されている。市井の囲碁普及に情熱を注いできた方が開発した手法(6路盤の使用)が、全くそのままではないが、日本棋院が協力している東大の授業で取り入れられた、ということになる。
将棋でも、最近では大東文化大学で授業として取りいれられている例があるが、本書のように、その内容を一般に公開するような試みは今後されるのであろうか。もしされるなら、将棋の入門指導方法についてのテキストブックができることになるので、将棋人口を増やすのに寄与するところ大だと思う。
私も速攻で買いました。指導用の教本は今後の普及に絶対必要だと思います。
投稿情報: daichan | 2007年7 月15日 (日) 17:57
今、新書は新陳代謝が早く、ロングセラーにならないとすぐに棚から消えてしまうので、これは、と思ったらすぐに買わないといけませんね。
投稿情報: takodori | 2007年7 月17日 (火) 23:36
将棋のほうでは将棋世界の新連載の内館牧子さんのものに期待です。コマの動かし方ってけっこう間違えたりするものですから、このへんをどう教えるかはこどもへの指導のときにたいへんです。
はさみ将棋から教えるべきなのかな?
投稿情報: madi | 2007年7 月26日 (木) 04:53
> madi さま
コメント遅れました。
内牧さんのどうなるか、楽しみですね。あと、最近では、一之瀬まゆさんの公式ブログがどういうことになっていくのかが楽しみではあります。
http://blog.livedoor.jp/ichinosemayu/
投稿情報: takodori | 2007年8 月 1日 (水) 02:28