ロシアのサンクトペテルブルグでこの週末に行われる第3回日本領事杯の第一将棋盤で戦われる将棋が Ustream で生中継されるようだ。既に30人以上がエントリーしているようだ。
More than 30 registered players already! We are going to broadcast the games from 1st board of the tournament on our shogi-tv: http://www.ustream.tv/channel/shogiplayers-ru
Tune-in this Saturday and Sunday to watch our best games on-line!
試合のスケジュールは以下の通り。サンクトペテルブルグは日本とは5時間の時差があるので、6月の30日は、午後4時から、7月1日は午後3時半から盤上の動きを見ることができるのではと思う。筆者も時間の隙を見つけて見てみたいと思う。
10:00 Registration
11:00 round 1
13:00 round 2
15:00 lunch break
16:00 round 3
18:00 end of first day. We'll take a walk in the center of the city, Nevsky Prospect, rivers, channels and palaces =)
1st July:
10:30 round 4
12:30 round 5
14:30 lunch break
15:30 round 6
17:30 prize giving
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この4-6月に放映されていたアニメ「めだかボックス」の最終回は、高校の将棋部のストーリーだった。
このアニメは、Crunchyroll で米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドにネットでストリーム放映されており、海外のアニメファンのブログに shogi という文字が何度も登場している。
Upon doing this they discover that they do indeed have a request, albeit a simple one - the oddball shogi club president (any who feels the need to hold her head on so it doesn't drop off counts as oddball in my book) Mochibaru Sasae wants to find a missing shogi piece in her clubroom.
Sasae’s request was simple; she needs help in finding a missing shogi piece, most likely inside their club room. But with their club room in a total mess, it seemed almost impossible to find such a small piece in a world of junk. Yet, the piece itself was important for the game, for the missing piece was none other than the king. Like Sasae’s request, the student council was missing their “king” as well, but they do not need her orders in order to perform this task.
There was more than just the single shogi metaphor. Another similar metaphor was also referenced multiple times throughout the episode. Frequent comparisons were posed between the shogi boards with their missing kings and the student council with Medaka’s current (unprecedented!) absence
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「どうぶつしょうぎ」が「決闘ロボット」になってポーランドで発売との情報がポーランド語で流れている。次にリンクするのは、Google で、「決闘 ロボット 北尾」を意味する、"Pojedynek robotów Kitao" で今検索した結果である。
機械翻訳でポーランド語を英語にして読んだところを総合すると、ポーランドでの発売は6月後半、メーカーは Egmont。対象は6歳以上、ルール自体は「どうぶつしょうぎ」と同じ、でリリースされるようだ。もう化粧箱の写真がネット上に出回っているが、相当なイメージチェンジでびっくりした。
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岡山県の将棋指導者の方が、上海との将棋交流を構想しているようだ。
将棋教室終了後は、かねてより岡山県の将棋指導員・山崎耕造さんから上海将棋交流の最新事情を聞かせてほしいとの連絡があり、本日18時に湯原温泉・湯原国際観光ホテル菊之湯の池田社長と共に、山科まで来られました。上海都市杯将棋国際交流大会の様子や上海のこどもたちを京都へ招待した2011「京都・上海こども将棋友好文化交流大会」での詳細、無錫市への将棋普及、今年の3月での上海将棋交流での話しなどを21時まで資料を見てもらいながら説明しました。上海との文化交流に意気投合していただき、有意義なひとときでした。今後の具体的な展開を楽しみにしています。
<追記>
上記の記述に「菊之湯の池田社長」が同行しているのが気に留まったのでさらに調べてみた。岡山県の湯原国際観光ホテル菊之湯は第38期ユニバーサル杯女流名人戦第3局の開催場所となった宿である。また、2010年、2011年にはこども将棋合宿を行っている。
女流名人位戦湯原対局実行委員長 池田博昭
2月の足元が悪いなか、多くの方々にお集まり下さいまして、誠にありがとうございます。私どもは将棋を通して地元の地域活性化に役立てないかと思い、本対局を受け入れさせて頂きました。
湯原こども将棋合宿が湯原温泉国際観光ホテル菊之湯で今日2時~明日1時の2日間で行われている。
今回は大阪から3名のプロ棋士(森信雄七段、伊藤博文六段、室谷由紀女流1級)がこども達に指導をするという豪華な企画だ。
上記を見る限りでも、これはかなり具体的な上海との将棋交流の動きの第一歩のようにみえる。
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Sankaku Complex という、日本のマンガ・アニメ・ゲーム・ドラマといったあたりの情報を英語にして発信しているサイトがあり、そこがポーランドからの招待選手のカロリーナ・ステチェンスカ氏が女流王座戦で外国人アマとして史上初の対女流棋士勝利のまとめを日本語から英語に翻訳している。ごく自然と思える英語で、筆者の見立てでは機械翻訳ではなく、誰か人間が英語に翻訳しているとしか考えられない。まとめサイトの日本語読者の反応コメントも恐ろしいことに英訳している。驚くべき労働量で、おそらくホットエントリーになったものだけを選んで、英語にしているのであろう。(さすがに日々コンテンツが生成される膨大な2ちゃんまとめサイトすべて人力で英語に翻訳するのは無理と思われる)。その記事は次のリンクで読める(注意:アダルトな広告が同じページに表示されるのでそれを見たくない人はリンク先を見ないほうがよい)
見出しに "Narutard" (Naruto好き、Narutoオタク)と使われていることから、やはり、Naruto を読んで将棋を覚えたということがニュースバリューを持っていたことが窺える。逆にその事実がなければ、まとめサイトが人間の手によって英語にされることもなかった可能性が高いと考える。また、昨日伝えた朝日新聞のAJWよりも情報量は写真も含めて圧倒的に多い。
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朝日新聞の Asia & Japan Watch(AJW)に、昨日のカロリーナ・ステチェンスカ氏が外国人女性アマとして初めて女流棋士を破った英文の記事が載った。
この見出しだけみると、女流棋士でなくプロ棋士を破ったように見える。また、記事を読んでいっても、高群三段が女性であることはわかるが、プロ棋士と女流棋士の違いについては書かれていない。日本語の記事でさえ将棋のプロ制度のことをあまり知らない読者にとっては誤解されるおそれがあるので、この英文記事については注釈を入れないと「プロ棋士の女性の三段」を破ったように取られかねない。英文の記事が新聞社から出るのは嬉しいが、そこのところが痛し痒しではある。
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昨日、第2回リコー杯女流王座戦第一次予選で、ポーランドから招待されたカロリーナ・ステチェンスカ氏が高群女流三段を破り、昨年の第1回の中国人少女があるので外国人女性アマとしては公式戦で対女流プロ2戦目にして初めて勝利を上げたことになる。歴史的な快挙である。外国人女性アマ対女流棋士の通算第3戦目は、千葉女流四段が勝利した。主催者、マスコミ報道へのリンクをするとともに、実は昨晩から今日にかけて、筆者は直接確認できていないのだが、一時 Twiter のトレンドワードに「ポーランド女性」とあとひとつの昨日の将棋からみのキーワードが上位にあがるなど(状況証拠1、状況証拠2)、ネット上でこの初勝利のニュースに触れる人がかなり多かった印象なのでその理由について考察したい。
まず、日本将棋連盟と、リコー杯女流王座戦中継ブログから、ステチェンスカ氏の勝利について。日本将棋連盟は土曜日にもかかわらずお知らせを更新していた。
続いてリコー杯女流王座戦中継ブログ。ステチェンスカ氏の写真が多くカラーで掲載されている。
次に新聞社の報道。見出しの内容に注目いただきたい。
上記のうち、昨日のうちにネットに出たのは、上から順に朝日まで(それぞれの記事日付などで確認)。写真があるのは読売と朝日だけで、それぞれ一枚ずつである。これらのニュースだけでは、確かに歴史的快挙は快挙なのだが、ネット上で祭りに近い状態になることはなかった。ただ、この見出しにひかれて、2ちゃんねるに次々と書き込みがなされ、次々にまとめサイトにリコー杯中継ブログの写真や、新聞報道にない情報が追加されて多くの人の驚きを増幅する結果となり、祭りに近い状態となったようだ。おもなまとめサイトにリンクする。その見出しを上記の新聞とよく比べてみてほしい。
新聞の見出しと何が違うかお分かりだろうか。そう、漫画の具体的な名前、年齢、将棋を覚えた年数などの情報が新聞の見出しにはなかったのである。その新聞見出しにかけていた部分が実は人々を驚かせた要素なのだ。つまり、新聞の見出しだけを Twitter で知った人は、「漫画で将棋を覚えたのか、どの将棋漫画だろう。月下?しおん?ライオン?」という疑問をもっていたところに、これらまとめサイトの見出しで NARUTO という意外な答えを知って驚き、20歳女性というまとめサイトの見出しの情報をもとに、一番上の痛いニュース(ノ∀`)で顕著だが、何枚も見られるカラー写真に瞠目することになり、次々と Retweet が起こるなどした結果が昨夜から今朝くらいまで続いた祭りの理由であると筆者は思っている。なお、漫画が NARUTO であることは新聞では朝日だけが触れているようだ。
そういう意味で、新聞だけでこのニュースを読んでいる人と、上にリンクしたようなまとめサイトを読んでいる人ではかなりこのニュースの印象が違うはず。NARUTO の件がまとめサイトに出たのは、日本将棋連盟がステチェンスカ氏のプロフィールのページを4月26日に公開して、そのページで詳しく紹介していたのが大きい。広報の大勝利といっていいと思う。
- 将棋を始めたきっかけ
- ポーランド語で訳された日本の漫画「NARUTO」を読みそのなかの登場人物が 先生に将棋で勝つシーンがあり興味を持った。その後、インターネットを使い将棋について調べた。(2008年1月)
また、招待された選手の国がポーランドというのも、人々の意外感を誘ったのもあるだろう。これが例えばアジアの隣国だと、いろいろな意味で2ちゃんねるの書き込みは荒れそうだが、ポーランドという普段は比較的書きこみがされない国なので、余計な茶々が入らず、素直にニュースがそのまま受け取られたのもよかったと思う。
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5月20日のNHK Eテレで午前10時から放映される将棋フォーカスの特集は「野月浩貴のアメリカ将棋事情」になる。
「野月浩貴のアメリカ将棋事情」
3月29日~4月6日まで、アメリカ
ラスベガスとサンフランシスコへ海外普及に訪れた
野月七段。将棋という日本伝統文化を
海外でどのように楽しんでもらえるか
野月七段の現地リポート。
なお、次の週の27日も世界の将棋が特集されるようなのでこれも見逃せない。
「徹底比較!世界の将棋」
インドが起源とも言われている将棋は
世界に広がった。
西は“チェス”東は“将棋”として進化を遂げた。
各国の“将棋”と、
現在の日本将棋の普及状況を紹介する。
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英語の Wikipedia の "Computer shogi" の項目が結構充実してきている。
上記のページを開くと、ゲームの複雑さを表すものとして、ルール上可能な手などをチェスとシャンチーと将棋の3つで比較した表が載っていたり、人間対コンピュータ将棋の対戦の歴史として、渡辺 vs Bonanza 戦、清水 vs あから戦、米長 vs Bonkras 戦だけでなく、アマ強豪の篠田氏・古作氏の Bonanza、Akara との対戦についても相応の記述がされるなどしている。この項目の更新履歴を見てみると
2008年の9月27日からこのページが単独の項目として更新され始まれ、ほぼ8-9割の更新はユーザ名Mschribr氏によって行われている。このMschribrと同じユーザ名のユーザが、The 81 square universe forum や、TalkChess.com でコンピュータ将棋の話題になったときによく投稿をしているので、おそらく同一人物なのだと思われる。
筆者自身の印象では、Mschribr氏は日本語はできないか、できたとしてもごく少しである。それで、上にリンクしたような Computer Shogi の項目を作り上げたのは氏の尋常ならざるコンピュータ将棋への(というか、氏の場合は人間対機械の対戦に)関心があるからと見受けられるが、とにかく驚くべきことである。折角この英語の項目が充実してきているので、できれば、日本のコンピュータ将棋に詳しい方で、英語ができる方がこの Wikipedia のページの校正や補足に加わっていただければありがたいと思う。来年の前半に行われると思われる第2回電王戦の結果によっては、マスコミから英語でも大きな発信が行われる可能性もあるので、この項目をその前に英語でできるだけ正確にしておくことは意義の高いことだと考えている。
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毎日新聞社の英語学習者向けの英字紙の Mainichi Weekly の5月12日号の一面に、Ikeda Maria記者による表題の記事が載った。ネット上でも読める(たぶん次の金曜か土曜までなので、必要な方は魚拓を取るなり、テキストをコピーするなどされるとよい)。
The English language is important to Habu's side interest in chess: he reads English books when studying the game. "Most of the good chess books are in English, so it's best if you know English when studying chess," Habu says.
"When I play shogi abroad, a translator sometimes doesn't know the rules of shogi. When that's the case, it's sometimes easier if I talk directly in my own (English) words."
さすがに英語学習者向けの英字紙だけあって、上記のように英語ができることが、趣味のチェスの知識を得ることや、仕事である将棋の普及に役立っていることを指摘している。
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