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『３月のライオン』の作者の羽海野チカ氏のブログより。「情熱大陸 Extra」が放映される当日に書かれたエントリーである。
情熱大陸 Extra」｜羽海野チカブログ ～海の近くの遊園地～
私の読者さんは女性が多く
将棋の世界と接する機会が無かった方が
殆どのようなのでこの機会に、この番組を見ていただいて
３月のライオンの零君のいる世界に少しだけでも
触れていただけたらと、思います
おそらく、コミックスの読者ハガキから「私の読者さんは女性が多く」という分析になっているのだと思う。『ハチワンダイバー』は、子どものころに覚えた方が将棋を思い出して再びやってみるのにおもに貢献し、『３月のライオン』は羽海野氏が書いているとおりなのだろう。
スペイン人の将棋愛好家の方のブログ記事で、チリのサンチャゴで江越氏が、スペイン語と日本語でブログを書いているのを知った。ブラジルのアマゾンにおられるのだと思っていたら、今年からチリに移住して将棋の普及をされているようだ。
日本語が書いているエントリーにリンクをしてみる。一部を引用するがぜひリンク先を開けてみて全文を読んでみてほしいと思う。写真も豊富である。
Luz Infinita Shogi 無限光将棋: 拠点移動
はじめまして チリにて将棋普及をしている江越です。
ブラジルのアマゾンからチリに今年の１月から再移住をしています。
サンチアゴ図書館を中心に将棋の普及を始めまして現在までに学生の会を作り、第一回チリ将棋大会をすることができました。Luz Infinita Shogi 無限光将棋: 新聞記事
来週中には市の許可を受けて図書館と小中高校で将棋普及を始めるようになりそうです。
Luz Infinita Shogi 無限光将棋: Pensó 思想
この優秀な将棋をチリに普及するにあたって私なりに考えていることは南米ではブラジル、 アルゼンチン、ペルーなどの日系移民の多い国ではかなり普及されていますがその点、日系移民無いチリで効率よく普及するためには公共機関の理解をいただき 積極的にやっていく必要があります。
具体的には図書館、文化関連行事などで紹介しながら定着後は教育機関でのクラブ活動に取り入れられるようにしたいと思っています。
すでにサンチアゴでは図書館に将棋講座を開設し学生を中心にクラブも出来つつあります。
１５日 ロスアンへレス図書館で将棋講座を創めました。
毎週火曜を１３才から１７才と水曜を７才から１２才で各組３２名定員で一ヶ月毎に生徒を更新していき将棋の基本を普及していきます。１６日 市の教育課の協力で公立学校への紹介が可能になりました。今日、早速２校４組を巡回してきました。
Luz Infinita Shogi 無限光将棋: チリ国ビオビオ県ロスアンへレス市立図書館
第一期講座の上級生徒が頼みもしないのに下級生徒の講座を手伝ってくれました。
何気ない事ですが嬉しかったです。回を重ねる毎に着実に参加者は増えてきています。
上級生も下級生も仲良く将棋を楽しんでいます。Luz Infinita Shogi 無限光将棋: 第一回終了Luz Infinita Shogi 無限光将棋: BIBLIOTECA SANTIAGO: YAMATO今日で第一回目の講座を終了して来週から二回目に入ります。
Luz Infinita Shogi 無限光将棋: UNIVERSIDAD DE SANTIAGO: FIESTA JAPÓNサンチアゴ図書館が企画したアニメ祭に将棋も参加して普及を行いました。
Luz Infinita Shogi 無限光将棋: COLEGIO SANTA BÁRBARAサンチアゴ大学の日本祭に２日間にわたって参加して日本文化の紹介と将棋の普及を行いました。
今日は、サンタバーバラ私立学校の生徒２８名で始まりましたが途中から新たな参加希望者が出てきている状態なので、もう１組を作るようになるでしょう。現在、将棋道場兼住居用の土地を探し歩いています。今月中には土地購入を決め来年の２月までには建築を完成させる予定です。来年２月には第一回ビオビオ地区大会を開催予定でそれに合わせて衛星ＮＨＫも取材に来る話が来ています。
日本将棋連盟のホームページの棋士のプロフィールがパーマリンクになったらしいことだけにに気をとられて、もうひとつ重要な変化があったのを見落としていたことに今朝気付いた。ヤキが回ったものだ。
それぞれの棋士の写真の下にローマ字でその棋士の名前の表示がされている。以前はローマ字表記はなかったように思う。
読売新聞の19日付けの編集手帳は、大山名人や米長永世棋聖のエピソードを織り交ぜたものであったが、24日付で Daily Yomiuri に英訳されている。
Musings / Dec. 19, 2008 : Musings : Columns : DAILY YOMIURI ONLINE (The Daily Yomiuri)
There is an anecdote about Yasuharu Oyama...,
竜王戦七番勝負の英語の記事は、Daily Yomiuri のサーチエンジンでサイト内検索してみたが、上記以外にはないようである。
Chess.com の登録メンバー数が40万人を突破した。2009年中に100万人を超えるのが見えてきたと思う。Chess.comは2007年5月開設のチェス専門のSNS。設立は基本的にチェス好きで IT スキルを持つ次の4人によって、ドライブされたようだ。
Chess.com was built by experienced developers and dedicated chess players:
erik - the "boss"
jay - the "code monkey"
piotr - the "chess code magician"
igor - the "server guru"
英語圏が中心だが、それ以外の国からの参加者も多い。現在チェスで一番メンバーが急激に増えているネット上のサービスといっていいと思う。
特長は、現在利用可能なIT 技術を駆使することで、英語が分かり、チェスを趣味とするものならば非常に居心地のよい統合的・総合的なサービスが提供されていることである。ネット対局は、対人間はターンベースのものとリアルタイムのものが用意されており、また、コンピュータとの対局機能もある。また、1対１の対局だけではなく、投票チェス機能や、チーム戦機能も充実している。もちろん、投票チェスの投票の開票やトーナメントのペアリング、勝敗表はコンピューターが自動でやってくれる。棋譜のデータベースも充実しているし、コンピュータソフトによる棋譜の自動診断、また、Master Player などによるネットを通じた指導対局、チェスの手筋を勉強できる動かせる盤面でのレーティング制の次の一手（数手）問題も用意されている。そのほか、本人プロフィール欄の管理、ブログ、イベント告知、ビデオ共有、フォーラム、ニュースなど、通常の SNS ならばそろえているであろう機能はたいがいが揃っている。
これらは、基本的な機能はすべて無料で使えるが、利用の頻度や深度により、有料会員になることが求められる。有料会員制度も段階別にわかれており、ざっくりいえば、初心者やライトユーザーは無料でどうぞいらっしゃい、ヘビーユーザーはヘビー度に応じてお金を払ってくださいね、という料金体系になっている。
話は少し飛ぶが、今日から - お仕事ブログで、将棋のネット中継は無料であるべきか有料であるべきかのアンケート（「将棋ネット中継についてのアンケート」）の案内がされている。年末までが締め切りのようだ。だが、ネット中継だけについて無料か有料かの2者択一を問うような単純な発想はもう古く、将棋ファンであればどうしても使いたくなるような、ネット中継を含んだ統合的、総合的なネットサービスを考案し、chess.com のように、無料で使える部分と、有料になる部分をきめ細かくわけるような発想が今求められているのではないかというのが筆者の偽らざる心境である。有料オンリーだと間口を狭めることになるし、無料一辺倒だとヘビーユーザーの使い得、ということになるだろう。ネット中継だけとってみても、月間20局までのリアルタイム中継は無料とか、その日の中継をリアルタイムで見るのなら有料だが、対局後3日なり1週間たったら無制限に無料で過去の棋譜を見られるとか、いろいろな条件設定が考えられるはずである。今問われるべきは、ヘビーユーザーになってもいいような、というか、最初無料会員として登録したが、ヘビーユーザーに知らず知らずのうちになってしまうような魅力的な統合的・総合的なネット上の将棋サービスを新たに構築、提供できるかどうかであって、ネット中継が無料であるべきか有料であるべきか、というのはあまり重要な問いかけではないのではないかというのが、Chess.com に登録してみて数ヶ月遊んでみた筆者の思いである。
以下、Chess.com の段階別の会員制度について、それぞれの会員のできるこをと列記していく。無料会員の Basic と4段階の有料会員の5段階制になっている。参考にしたのはこのページである。
会員制度
オンライン対局
トーナメント
Tactics Trainer（手筋学習のための次の一（数）手問題。rating が自動で管理され、rating に応じた問題が出題。制限時間の時計付き）
Opening & Game Explorer（棋譜のデータベース）
対局棋譜のアーカイブズ
パフォーマンス統計
コンピューターによる棋譜診断
休暇日（対局時間から除外できる日）
Auto Time Protection(時間切れの場合、自動的に休暇扱いになる）
広告
Chess.com Tシャツ
Gift Membership
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第２１期竜王戦を取材した「情熱大陸 Extra」が２８日日曜の夜１１時３０分から放映される。（すいません。１１時ではなく、９時からの映画がいつもより長く放映されるため、１１：３０からでした。訂正します。）
当ブログとしての期待は、本線の内容のほか、第一局のパリ対局の部分で、海外にも将棋を指す人が居ることが番組の中で触れられ、それが一般の視聴者の印象に残ることである。フランスの熱心なファンについての記述が竜王戦中継plus に残っているので、リンクをし、一部を引用しておく。
フランスでも、将棋に熱心なファンが多い。アマチュア大会を竜王戦第1局と併せて同ホテル内で開催している。
佐藤紳哉六段がこの大会の審判長であり、明日の大盤解説の解説も担当している。佐藤紳哉六段は、先ほど、驚いた様子でフランス人の将棋に対する熱意を語っていた。
さて、パリの中心部では、毎週水曜日に将棋の会が開かれている。パリに到着した15日の夜に佐藤棋王、早水女流二段らがフランス人の将棋ファンが集まるカフェを訪ね、指導対局を行った。カフェでの将棋。ちょっと粋な光景。
フランス将棋連盟会長・ファビアン・オスモン氏が、両対局者ら出演棋士一人一人を詳しく紹介。最後に、支部のメンバーとともにフランス語の四間飛車の本 を棋士に手渡した。フランスにおける、将棋の普及にとても尽力されており、今回の前夜祭でも、氏の協力なしには、できなかったであろう。
今回のパリ対局でも、勿論大盤解説会を開催している。それに先立って、19日の午前中に指導対局も行った。
前日同様、皆さん熱心なことこの上なく、只管、将棋を教わることに夢中である。
午後1時30分から、大盤解説会。通訳付での解説会となる
里見倉敷藤花誕生や、加藤一二三九段の民事訴訟のニュースは、英語のニュースサイトで報道されていたのは当ブログでお伝えしたが、永世竜王資格者が誕生した先日の竜王戦のネット上での英語報道をまだ目にしていない。筆者も気をつけているが、見落としがあるかもしれない。もし、見つけられた方がいたら、コメント欄で教えていただけるとありがたい。
普段は公式戦のことについてはここでは書かないことにしているが、世紀の一戦であるので、少しだけ触れることにする。
渡辺竜王が第6局と同じ出だしから羽生名人の変化に対し、26手目3三銀という二枚目カード（新手）を切ってきた。第6局の34手目3一玉で切り札を出し切ったのではなかったわけだ。防衛まであと２勝となったら出そうと温存していたのだろうか。だとしたら、やるものである。
対して、羽生名人側に返しの切り札はあるのだろうか。あると見たい。それは、封じ手が多分、9一とと香車を拾う手になるからだ。
梅田望夫氏の棋聖戦の観戦記、【棋聖戦・梅田望夫氏観戦記】（１）桂の佐藤棋聖、銀の羽生挑戦者 (1/5ページ) - MSN産経ニュース が出てから名人は銀の人、というイメージができあがっているが、筆者にとっては、名人は香の人なのである。ネット上では、日経の将棋王国にそのことを伝える記事が残っている。
歴史学、考古学…将棋に多彩なアプローチ・連歌や和算への影響注目
秋田工業高等専門学校の米長泰教授はＴＱＣ（全社的品質管理）手法を駆使して、現代棋士の棋風分析を進めてい る。棋譜から使用した駒の回数などデータを収集し、主成分分析などを繰り返すと、棋士の個性が明確に表されるという。その一例が羽生四冠王の棋風分析だ。 香車を多用、自玉から離れて戦うのが常勝スタイルだが、昨年の名人戦では谷川名人の得意ゾーンに近い「香歩少用」寄りで戦ったため、苦杯をなめたという。[1998年5月2日/日本経済新聞 朝刊]
今シリーズ、かつて多用していたはずの香車を取って攻めに使う場面が第6局まで名人には一度もなかった。封じ手が9一とだとすると、竜王戦の全7局を通じて初めて香車を手駒にすることになる。竜王の繰り出した二枚目の切り札に対して、名人が香車を持って、どのような返し技を見せるか、大いに気にしながら、大一番の行方を楽しみたい。
HIDETCHI 氏の英語の将棋のレッスンのビデオの Lesson#1 と Lesson#2 にポーランド語の字幕がついた。
YouTube - How to play Shogi(将棋) -Lesson#1- Introduction
YouTube - How to play Shogi(将棋) -Lesson#2- How the pieces move
上記が Lesson#1 と Lesson#2 へのリンクだが、リンク先の映像の画面の右下の三角印に矢印をもっていくと、CC の脇に黒い横向きの三角印が表示され、その部分に矢印をもっていくと（その部分のスクリーンショット参照 - 左のイメージ）、Polish という選択肢が表示され、これをクリックすると、HIDETCHI 氏の英語音声に合わせて、ポーランド語の字幕が表示されるようになる。すなわち、ポーランド語による将棋入門ビデオのできあがりである。ポーランドの人口は、外務省によれば、2007年の数字で3,812万人とのことである。
これは、ポーランドの将棋愛好家の Adrian さんが HIDETCHI 氏の英語音声に合わせてポーランド語の字幕を作成して HIDETCHI 氏にファイルを送り、HIDETCHI 氏がそのファイルをアップロードして、字幕を Youtube 上で選択できるようにしたものである。Adrian さんは、ポーランド語と英語の2言語で将棋のホームページを作っている方。以下がそのリンクである。
Youtube 上の映像に字幕をつけるのに役に立つ Subtitle Workshop というフリーウェアがあるとのことである。日本語でダウンロードできるサイトや、関連のエントリーにリンクをしておく。
Subtitle Workshop : 56種の字幕フォーマットに対応するリアルタイム字幕編集ソフト » 窓の杜とベクターフリーソフトのダウンロード
ですぺりゃ 字幕作成ツール「Subtitle Workshop」
YouTube動画に説明文・字幕をつけてみた オススメ便利ツール付き - WEBマーケティング ブログ
HIDETCHI 氏のビデオに、ポーランド語だけではなく、スペイン語やロシア語、中国語など、使用人口の多い言語の字幕がつくようになれば、それだけ将棋が世界に伝播していきやすくなる。そうなっていくといいと思う。
＜追記＞BCMShogi
Screeshots
Shogi Program compare
Shogi Program types
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