今週火曜日の夜の NHK BS2 の放映で「とらばいゆ」を観た。これが通算2回目。観る前に気になっていた情報があった。
3月のライオンがおー (★さやかの梔子(KUCHINASHI)ブログ★ 2007/7/13)
川沿いの下町ぽいところで目覚める主人公。江東区かな?
高層マンションの雰囲気や橋が、とらばいゆのヒロイン(女流棋士)が
住んでいたあたりにとても似ています。
1度目に観たのは昨年だったので全然気付かなかったが、マンガの「3月のライオン」のこれまでの連載を読んでいると、ハタと気付いたことがある。「とらばいゆ」でも「3月のライオン」でも月島駅のある佃島と、隅田川の対岸が主な舞台となっているのだ。両作品に、佃小橋のシーンもある。
以下、服部弘一郎氏の映画評「とらばいゆ」から引用(太字による強調は筆者)。
ものすごく個人的な話になるが、映画に登場するロケ場所のほとんどが僕の見知っているご近所だったのがちょっと嬉しい。主人公夫婦が住んでいるのは中央区・佃の高級マンション。妹は隅田川を隔てた湊か入船に住んでいるようで、姉妹の母親は月島のもんじゃ屋「やじろうべえ」の女将さん(演じているのは山口美也子)。このあたり、全部歩いていける距離です。映画の中ではロケ場所の距離関係に関係なく人物が移動するケースがよくあるが、この映画ではロケ場所で歩ける距離にある場所なら、登場人物たちもちゃんとそこを歩いている。夫と喧嘩してマンションの部屋を飛び出した姉・麻美は、ちゃんと歩いて月島の母親のところに向かう。妹の部屋を追い出された恋人・弘樹を連れて、麻美と一哉は歩いて自分たちのマンションまで移動する。こうした徒歩感覚の距離感は、地域の住人としては非常にリアルに感じられました。
「3月のライオン」では、主人公の桐山零は、佃の高級マンション、三姉妹は、川向こうの湊か入船辺り(新川かもしれないが)に住んでいるという設定(作品中では地名は架空の名前になってはいるが)になっている。零があのあたりを歩いて移動するシーンは既にたびたび登場している。これは、単なる偶然の一致とは思いにくい。
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