上海からの奨励会合格者の張シン氏と、ポーランドの女性で今年のヨーロッパ選手権5位(女性の部優勝)の方がポーランドの多言語伝統ボードゲームサイトのPayOKで最近対戦をしたことがあり、現在まで2-2で指し分けていることがわかった。以下は 81-Squares Universe Forum より(括弧内の日本語訳は筆者による)。
Based on what I know, oneye record against him is 2-2. Both wins were as white. However, she lost once as black too.You can check it out here : http://www.playok.com/en/stat.phtml?uid ... id=sg&sk=2(私の知るところでは、Oneyeは彼に対して2勝2敗を記録している。2勝は後手でのもの。しかし彼女は先手で1敗している。こちらで記録をチェックできる。)by Shigure
Like Shigure said, we played 4 games. Before playing he asked if I want to help in his training for shorekai exam. Of course I agreed and we ended 2:2.
To be honest I wasn't believing that he wants to pass it
Now i'm very jealous of him lol (Shigureの言った通りで、わたしたちは4局指した。対局前に彼は奨励会試験のためのトレーニングでヘルプして欲しいと頼んだの。もちろん引受けて、結果は2勝2敗だった。正直言うと、彼が奨励会試験に合格しようと言っていたのは真に受けていなかったの。でも今はとってもうらやましく思っている。)by Oneye
ポーランドは2005年の11月にKurnik(現在のPlayOK.com)が将棋をメニューに加えるまではほとんど将棋未開の地であった。筆者の知る限りでは、プロ棋士が将棋の指導で同国を訪問したことはまだない。Oneye 氏は、数少ないヨーロッパで行われる将棋の大会に参加する以外は、専らネットで将棋の技術的な情報を入手し、腕を磨いているらしい。そういう将棋の歴史が浅く、ネット以外に頼れるものがない環境の国からでも、将棋人口50万ともいわれる上海からの奨励会合格者と、ネット将棋の場とはいえ指し分ける実力の女性が出てこられる時代になった、ということだろう。
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