当欄では既に、瀬川四段と女流棋士三名が、11/29にロンドンのアジアハウスで将棋の紹介イベントを行うことをお伝えしていたが、昨日付けの瀬川晶司のシャララ日記で瀬川四段がロンドン行について触れている。それによれば
向こうの学校をいくつか回ったり、将棋イベントに出演したりしてきます。対象は将棋を知らない方が中心になりそう
とのこと。学校をいくつか回るというのが新しい情報。「いくつか」とあるので、日本人学校だけということはなく、英国人の学校も含まれているものと思われる。また、「対象は将棋を知らない方が中心となりそう」というのもいままでのプロ棋士の海外派遣にはあまりなかったこと。
当たり前の話であるが、将棋人口を増やすには、今まで将棋を知らなかった人に新たに将棋を知ってもらうことが絶対に必要である(もちろん、既に将棋ファンになっている人を維持していく、ということも必要。ファンの新規獲得と、既存ファンの維持は、いわば、車の両輪である)。いままでの棋士の海外派遣は、主に既存ファンの維持が主目的と考えられる内容のものが多かったように思われるので、今回の訪英の効果には大いに期待したい。道中のご無事をお祈りいたします。
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