隣国の核実験に気を取られていて見落とされがちだが、安倍首相が10月に訪中したことで、日中の文化交流には大きなチャンスが訪れている。外務省のサイトに以下の文書がある。
重要部分を引用する。
(6)あらゆるレベルでの交流・対話の促進
(イ)経済関係閣僚間の定期的な対話、その他閣僚間の対話、政治、安全保障、経済、社会、文化等各分野の関係当局の協議を推進していくことで一致。
(ロ)明2007年(日中国交正常化35周年)に開催される日中文化・スポーツ交流年を通じ、国民交流を飛躍的に拡大すること、また、高校生交流を長期的に実施することで一致。(イタリック体、太字、および下線の強調は筆者による)
中国は、既に日本にとってアメリカを抜き、最大の貿易国である(向こうにとっても同じ、ただし、相対的には日本との貿易割合は低下しつつあり欧米に抜かれると予測されている)。また、日本以外で将棋の人口が一番多いのも中国である。日中文化・スポーツ交流年を通じて、将棋界も、引用した国策に呼応し、日中の将棋交流を飛躍的に拡大させるべくあらゆるレベルで努力をすべき時と考える。
コメント