中国の無錫市は、江蘇省の市で、Wikipediaによれば、上海から約130キロ西に位置する都市で日本企業が多く出ている地域とのこと。そこで、「将棋による無錫・街おこし」の構想があるようだ。
今年の6月に京都市国際化推進室の紹介により、中日文化経済交流協会の平澤副会長とお会いしました。中日文化経済交流協会が中心になって「無錫・環太湖環 境保全産官学連携プロジェクト」立ち上げにより着実な環境改善の実績が評価され、無錫市との堅固なパイプが構築されている。今度は、文化・観光面で「将棋 による無錫・街おこし」を立ち上げていきたいとの要請を受け、23日~27日まで中国・無錫市へ将棋普及に出向くことになりました。
(中略)
9月24日(土)平澤さんと僕の二人がライトバンに乗りホテルを9時に出発。途中、上海許建東将棋倶楽部にて将棋用具を積み込み、許建東さんと許君が合 流。12時前にホテル(無錫日航飯店)に到着。チェックイン後、14時よりホテルのエクゼクティブラウンジで、無錫市側との顔合わせと、明日のイベント内 容の確認、今後の計画などについて打ち合わせを行いました。無錫市からは、無錫市体育局汪副局長、無錫市棋類協会蔡会長、載副会長、朱副会長、徐秘書長、 顧事務局長など10名、日本・上海側は、中日文化経済交流協会廣田会長、平澤副会長、小野棋道師範、上海許建東将棋倶楽部・許建東理事長、許君の5名で す。
(中略)
9月25日(日)ホテルを8時20分に出発。9時から12時前まで無錫市棋類協会本部において「将棋普及イベント」の開催です。こどもと大人合わ せて80名ぐらいの参加でした。最初に、無錫市棋類協会の蔡会長より挨拶と4名(平澤副会長、小野棋道師範、許建東理事長、許君)の紹介があり、続いて、 中日文化経済交流協会の平澤副会長より挨拶、そのあと小野より「将棋の歴史」「将棋のよさ」「プロ制度」についての話をしました。通訳は、許君が担当で す。許建東さんからは、将棋リーフレットに沿っての内容「将棋で礼儀作法を学ぶ」「駒の動かし方」「基本ルール」「反則」について、大盤で分かりやすく、 途中でこどもたちに呼びかけるなどしながらの解説で熱演でした。
(中略)
無錫市では将棋の普及はゼロの状態ですが、今回のイベントが将棋普及の第一歩となり、1~2教室の開設から始まり、将来は上海・無錫・京都との将棋交流大会が出来ることを目標として掲げ、許建東さんと共に無錫への将棋普及に力を注いでいきたいです。
(以下略)
中国での将棋普及は、上海と北京が有名だが、その他の都市にも広がっていく段階に入ってきたのかもしれない。
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